蒼海館の殺人を読んだ。前作の火に続いて今度は水。探偵の実家の屋敷で探偵の家族が事件に、というのはすごく珍しいのでは。今回もいろんな仕掛けがたっぷりで面白かった。
前作の「紅蓮館の殺人」がこれでもか!というくらいいろんな内容てんこ盛りで面白かったので次作も楽しみにしていた。
期待を裏切らない面白さ!
あらすじは
「学校に来なくなった”名探偵”の葛城に会うため、前作で葛城とともに行動した田所は三谷を伴いY村の蒼海館を訪れた。政治家の父と学者の母、弁護士にモデル、名士ばかりの葛城の家。そこに激しい雨が降り続き、水面がどんどん上がっていく中、殺人事件が起こる。前作を引きずり、探偵であることを拒否している葛城。田所は彼を引き戻し、事件を解決することはできるのか。。。」
というもの。とにかくけれん味たっぷりというか、思わせぶりな描写が期待以上で面白い。
ネタバレにならないように中身は書かないですが、犯人があの人とは、、、という。想像はできるとはいえそのトリックや動機や普段のふるまいとの違いで結構唖然とします。
前作が面白いと思った方にはぜひおすすめです。
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