「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 、を読んだ、面白い!マクスウェル、ペアノ、ヴォルテラなども考えてたのか!私はタック・アンド・ターンモデルしか知らなかった…角運動量保存とどう両立するのか?一般相対論にも矛盾し?ベリー位相とも猫ひねりが関係するとは!
猫ひねりだけでこの分厚さ?と思ったが歴史的な文献から最近の発展まで幅広く調査されていて、さらに話題も宇宙、ロボット、物理(相対論、量子論)などなど多岐にわたり、とても面白かった。
あのマックスウェルさんもネコひねり問題を考えていたとは知らなかった!大昔の間違った考え方から
高速写真・動画の発展とそれにかかわった人たちも丹念に紹介されてます。
またネコひねり問題の仮説も
・落下するフィギュアスケート選手
・タック・アンド・ターン
・ベンド・アンド・ツイスト
・尾をプロペラのように使う
と様々あり、単純に1つだけを使っているわけでもないというのは驚き!
あと、一般相対論の等価原理に矛盾するんじゃないかとか!(その解決も面白い!)
幾何学的位相との関係(フーコーの振り子もそうだったんだとは知らなかった)も。
ただペアノとヴォルテラの闘いはいやーな感じがしたなあ。
あとPRLの論文の著者になっている猫がいるとか!
猫のゲージ理論とか!https://montgomery.math.ucsc.edu/papers/cat.PDF
高層階から落ちた方がケガしないとか!面白い話題がいっぱいです。
この写真が衝撃的。https://rarehistoricalphotos.com/the-falling-cat-nasa-space-casts-1969/
ウドワディア・カラバ方程式というのを初めて知った!
https://www.scholarmate.com/A/ZnxmOV
信州大学の河村さんも紹介されてる。
https://robogaku.jp/content/files/history/064_01.pdf
この話も。
ネコは「物理法則」を理解している:京都大学が発表
猫好きな方、物理・科学好きな方にはぜひおすすめです。
ただ一つだけ、、、注と参考文献の右左のページ、逆じゃないと読みにくいです。。。
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