「麻倉玲一は信頼できない語り手」を読んだ。面白い!普通は信頼できない語り手は隠すのをタイトルにするほど大っぴらにして、一体何が本当なんだと不安になったところで驚きの真相に。これは全く予想できなかった!
書籍化が一度断られて別の出版社で出たということですが、これなんで断ったんだろう?と思えるほど面白かった。
あらすじは
「死刑が廃止されてから二十八年。日本に生存する最後の死刑囚・麻倉玲一は、離島の特別拘置所に収監されていた。フリーライターの熊沢克也は、死刑囚の告白本を執筆するため取材に向かう。自分は「人の命をジャッジする」と嘯く麻倉。熊沢は激しい嫌悪感を抱くが、次々と語られる彼の犯した殺人は、驚くべきものばかりだった。 」
というもの。
途中まで麻倉の語る過去の殺人がおぞましいものばかりでぞっとするが、一体麻倉がどこまで本当のことを言っているのか全くわからなくなる。ライターの熊沢は海外生活が長く、麻倉の事件を全く知らない上に取材受けたときから一切検索禁止になっているのがどういう意味をもっているか明らかになるとともに驚愕のラストに。
そういや四話目が違和感があったんだよな、と後で見返して納得。
全然違うけれど東野圭吾さんのある作品を思い出したり(あれもよかった)。
« 餃子の王将で6月度限定の海鮮あんかけ焼そば(フェアセットB+餃子3個)いただく。これはかなり美味しいです。 | トップページ | 松のやでレモン風味のねぎ塩ロースかつ定食をいただく。ものすごくさっぱりしている。梅肉もついてさらにさっぱり。 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ハケンアニメ!(文庫版)を読んだ。だいぶ前から存在は知っていたけれどタイトルの意味がよくわからず読んでなかったが、めちゃくちゃよかった!映画見逃した、、、と思ったらまだやってる映画館あった! 文庫版には特別篇も入っててこれも面白かった。(2022.08.04)
- 新潮文庫を買うとステンドグラス風のしおりが4つの中から選んでもらえた。赤いスイカが描かれたデザインにしました。(2022.07.16)
- 「なめらかな世界と、その敵」(伴名練さん)を読んだ。これは面白い!表題作のなめらかの意味に驚き、2話目では思わず検索してしまったり。特によかったのは「美亜羽へ贈る拳銃」「ひかりより速く、ゆるやかに」だがその他の作品もどれもすごいしあとがきもすごい。(2022.07.12)
- 「麻倉玲一は信頼できない語り手」を読んだ。面白い!普通は信頼できない語り手は隠すのをタイトルにするほど大っぴらにして、一体何が本当なんだと不安になったところで驚きの真相に。これは全く予想できなかった!(2022.06.28)
- 「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 、を読んだ、面白い!マクスウェル、ペアノ、ヴォルテラなども考えてたのか!私はタック・アンド・ターンモデルしか知らなかった…角運動量保存とどう両立するのか?一般相対論にも矛盾し?ベリー位相とも猫ひねりが関係するとは!(2022.06.22)
« 餃子の王将で6月度限定の海鮮あんかけ焼そば(フェアセットB+餃子3個)いただく。これはかなり美味しいです。 | トップページ | 松のやでレモン風味のねぎ塩ロースかつ定食をいただく。ものすごくさっぱりしている。梅肉もついてさらにさっぱり。 »
コメント