Visual C# (C_sharp)の数学ライブラリ Math.NET Numericsを使う(4) 多項式フィッティングをして、Array.ConvertAllで一括でフィッティングデータを得る。
その(1)~(3)でははMath.NET numericsを使って
Visual C# (C_sharp)の数学ライブラリ Math.NET Numericsを使う(1) 複素行列を定義して一次方程式や逆行列、行列式などを計算する。
Visual C# (C_sharp)の数学ライブラリ Math.NET Numericsを使う(2) 補間を行う(Interpolate) リニア、3次スプライン、有理関数などいろいろ使える。
というのをやってみた。今回はその(4)、多項式フィッティング。
これは簡単で、Fit.Polynomial(xの配列, yの配列 , 次数);とするだけ。ただ、これで多項式の係数は得られるがそれをまたデータに直すのを効率的にはどうやるんだ?と悩む(というか普通にfor使うのがなんかもったいないというか)。もっといい方法があるかもしれないが、Polynomial.Evaluate(x, p) と Array.ConvertAllを使うことにした。
例題はいつのものようにNumpyから。
https://numpy.org/doc/stable/reference/generated/numpy.polyfit.html
計算部分はこんな感じで、
結果はこんな感じ。
なるほどこれは簡単。
全ソースコードはこちら:
public partial class Form1 : Form
{
public Form1()
{
InitializeComponent();
// 初期化
chart1.Series.Clear();
chart1.Titles.Clear();
chart1.Legends.Clear();
chart1.ChartAreas.Clear();
}
private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
{
Title title = new Title("多項式フィッティング", Docking.Top);
chart1.Titles.Add(title);
Legend legend = new Legend();
chart1.Legends.Add(legend);
Series series1 = new Series();
series1.ChartType = SeriesChartType.Point;
series1.BorderWidth = 1;
series1.LegendText = "元データ";
chart1.Series.Add(series1);
Series series2 = new Series();
series2.ChartType = SeriesChartType.Line;
series2.BorderWidth = 1;
series2.LegendText = "3次フィッティング";
chart1.Series.Add(series2);
chart1.ChartAreas.Add("");
Axis axisX = new Axis();
axisX.Title = "X軸";
axisX.Minimum = -2;
axisX.Maximum = 6;
axisX.Interval = 1;
chart1.ChartAreas[0].AxisX = axisX;
Axis axisY = new Axis();
axisY.Title = "Y軸";
axisY.Minimum = -2;
axisY.Maximum = 2;
axisY.Interval = 0.5;
chart1.ChartAreas[0].AxisY = axisY;
double[] x = { 0.0, 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0 };
double[] y = { 0.0, 0.8, 0.9, 0.1, -0.8, -1.0 };
double[] p = Fit.Polynomial(x, y , 3);
double[] xfit = Generate.LinearSpaced(100, -2, 6);
double[] yfit = Array.ConvertAll(xfit , xtemp => Polynomial.Evaluate(xtemp, p));
for (int i = 0; i < x.Length; i++)
{
series1.Points.AddXY(x[i], y[i]);
}
for (int i = 0; i < xfit.Length; i++)
{
series2.Points.AddXY(xfit[i], yfit[i]);
}
}
Visual C#でMath.NET Numericsを使うシリーズ全編はこちらから
« 瓢箪山稲荷神社でお参り。 | トップページ | 展覧会 岡本太郎@大阪中之島美術館を観てきた。面白かった!幻の作品A,B,Cや巨大な明日の神話など絵画も多いが造形物がやはり気になる(ノンとか)。近鉄バファローズのデザインもされてた!そして午後の日のぬいぐるみを買ってきた。 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/11/9-2025/11/16(2025.11.16)
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 家で使うPCをゲーミングノートPC、ASUS TUF Gaming A16に買い替えた。CPUはAMD Ryzen 9 8940HX、メモリ32GB、GPUはNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU、SSD 1TB。ゲームをしたいわけでなくてNVIDIAの最新GPUで機械学習・数値計算やろうかと。(2025.11.13)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/11/3-2025/11/9(2025.11.09)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/10/27-2025/11/3(2025.11.04)
「学問・資格」カテゴリの記事
- 高周波・RFニュース 2025年11月17日 Microwave Journalの特集は5G/6G/IoT, Special Focusも5G/6G、IDTechExの低損失材料レポート、6GHz帯の世界政策とWi-Fi 8についてのウェビナー開催、iFixitがPixel BUds 2aを分解、OnePlus15分解動画など(2025.11.17)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/11/9-2025/11/16(2025.11.16)
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 高周波・RFニュース 2025年11月13日 QorvoがTWTA置き換えの広帯域SSPA発表、iFixitがiPad Pro M5分解、KYOCERA AVXが0.9Vで動く超小型クロック発表、Mini-Circuitsが様々なBALUNやトランス解説、軍用5G解説、imecの110GHz可能な300mm GeSiウェハー(2025.11.13)
- 高周波・RFニュース 2025年11月12日 Qualcommが語る技術の標準化、STMicroelectronicsが語るシリコンフォトニクス、HuaweiがイノベーションとIPフォーラム開催、6G SummitでFCCのコミッショナーが米国が6Gをリードすべしと語る(2025.11.12)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 高周波・RFニュース 2025年11月17日 Microwave Journalの特集は5G/6G/IoT, Special Focusも5G/6G、IDTechExの低損失材料レポート、6GHz帯の世界政策とWi-Fi 8についてのウェビナー開催、iFixitがPixel BUds 2aを分解、OnePlus15分解動画など(2025.11.17)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/11/9-2025/11/16(2025.11.16)
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 高周波・RFニュース 2025年11月13日 QorvoがTWTA置き換えの広帯域SSPA発表、iFixitがiPad Pro M5分解、KYOCERA AVXが0.9Vで動く超小型クロック発表、Mini-Circuitsが様々なBALUNやトランス解説、軍用5G解説、imecの110GHz可能な300mm GeSiウェハー(2025.11.13)
- 高周波・RFニュース 2025年11月12日 Qualcommが語る技術の標準化、STMicroelectronicsが語るシリコンフォトニクス、HuaweiがイノベーションとIPフォーラム開催、6G SummitでFCCのコミッショナーが米国が6Gをリードすべしと語る(2025.11.12)
« 瓢箪山稲荷神社でお参り。 | トップページ | 展覧会 岡本太郎@大阪中之島美術館を観てきた。面白かった!幻の作品A,B,Cや巨大な明日の神話など絵画も多いが造形物がやはり気になる(ノンとか)。近鉄バファローズのデザインもされてた!そして午後の日のぬいぐるみを買ってきた。 »




コメント