先延ばしの普遍的法則(課題提出、夏休みの宿題、進捗どうですか、などなど)N(t)=M/(D-t+C)-M/(D+C)を導出、カシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpにUP!締め切りギリギリじゃないとみんなやらない感覚にあってるな。
Fermat's Libraryで「"A universal law of procrastination(先延ばしの普遍的法則(万有法則?)」を見た。
This week's paper: "A universal law of procrastination" by T.Durakiewicz.
— Fermat's Library (@fermatslibrary) November 1, 2022
The author analyses how humans deliver under deadlines (e.g tax returns). Turns out this can be modeled by an hyperbolic function (better than an exponential!)https://t.co/dsZDOUl9nU pic.twitter.com/UdI606IKyq
元はこちら:
https://physicstoday.scitation.org/doi/10.1063/PT.3.3064
なるほど。確かに感覚と合ってる。Cの扱いがピンとこないのでちょっと計算。
提出物が最初が出てこなくて最後締め切りギリギリになってばっーと出てくる感じは∝-1/tのような形になるだろう。
ある時間tでの提出数をN(t)とする。締め切りt=Dになってようやく全提出N(D)=Mになる。もちろんN(0)=0。てことでこんな形になるはず。
\[ N(t) = \frac{a}{b - t }- \frac{a}{b} \]
ちょっと書き直す。
DからちょっとあとCたってこのN(t)はt=b=D+Cで発散するとする
\[ \lim_{t \to D+C} N(t) = \infty \]
なので
\[ N(t) = \frac{a}{D - t +C}- \frac{a}{D+C} \]
ここでN(D)=Mなので
\[ \frac{1}{C}- \frac{1}{D+C} = \frac{M}{a} \]
未知数が2つあるが簡単のために(or Durakiewiczさんが実際に受け取った申請データから) a=Mとする。すると
\[ \frac{D}{C(D+C)}=1 \]
\[ C^{2} + D C -D = 0 \]
\[ C=\frac{-D\pm\sqrt{D^{2}+4D}}{2} \]
Cはもちろん正の値なのでちょっと書き直して
\[ C=\frac{1}{2}(\sqrt{D}\sqrt{D+4}-D) \]
と Durakiewiczさんの結果が再現できた。
ということでこれをカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpに作ってみた。こちら:
画面:
説明:
夏休みの宿題、提出する課題、申請書類、研究の進捗、などなど人間は締め切りギリギリまで先延ばしをします。
|
計算結果:
« 松屋で豚と茄子の辛味噌炒め定食(キムチ追加、ご飯特盛)をいただく。 | トップページ | 第74回正倉院展@奈良国立博物館へ行ってきた。時間指定の予約だが、入場前に想像していた以上の大行列!でも入ってしまえばかなりゆったり観られる。本当にすごい宝物がたくさん。屏風に猪がいるというのを必死で探してしまった。 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 家で使うPCをゲーミングノートPC、ASUS TUF Gaming A16に買い替えた。CPUはAMD Ryzen 9 8940HX、メモリ32GB、GPUはNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU、SSD 1TB。ゲームをしたいわけでなくてNVIDIAの最新GPUで機械学習・数値計算やろうかと。(2025.11.13)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/11/3-2025/11/9(2025.11.09)
- RF Weekly Digest (Google AI Studio BuildによるAIで高周波・RF情報の週刊まとめアプリ) 2025/10/27-2025/11/3(2025.11.04)
- Google AI StudioのBuild(アプリを作る機能)で高周波・RFニュースを1週間分まとめるアプリを作った(最終版) 私がいつも調査しているサイト67個を全部入れて調べてもらうようにした。これでとりあえず完成かな。QorvoとSkyworksの合併も拾ってくれた。(2025.10.30)
「学問・資格」カテゴリの記事
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 高周波・RFニュース 2025年11月13日 QorvoがTWTA置き換えの広帯域SSPA発表、iFixitがiPad Pro M5分解、KYOCERA AVXが0.9Vで動く超小型クロック発表、Mini-Circuitsが様々なBALUNやトランス解説、軍用5G解説、imecの110GHz可能な300mm GeSiウェハー(2025.11.13)
- 高周波・RFニュース 2025年11月12日 Qualcommが語る技術の標準化、STMicroelectronicsが語るシリコンフォトニクス、HuaweiがイノベーションとIPフォーラム開催、6G SummitでFCCのコミッショナーが米国が6Gをリードすべしと語る(2025.11.12)
- トランジスタ技術2025年12月号 電波と回路のススメMHz~GHzを操る!を買った。GHzはアナデバのICを使った信号発生器(信号検出付きなのが面白い)のみだったが、マルチパス、高調波で周波数拡大、6.78MHzのワイヤレス給電、オシロでSDRなど話題も豊富で面白かった。(2025.11.11)
- 高周波・RFニュース 2025年11月10日 Qorvoらが参加する5G, 6Gオンラインパネル開催、SkyworksがBAWを使った高性能クロック発表、Nokiaベル研とKDDIが6Gで協業、次世代FWAのアンテナ設計解説(2025.11.10)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Visual Studio 2026がリリースされたので早速新しいPCにインストール。全面的にGitHub Copilotを使うようになっている。とりあえずC#でMath.NET numericsを使って連立方程式を計算するコードを書いてもらったら一発で動く。他の例として固有値や非線形計算もコードを出してくれた。(2025.11.14)
- 高周波・RFニュース 2025年11月13日 QorvoがTWTA置き換えの広帯域SSPA発表、iFixitがiPad Pro M5分解、KYOCERA AVXが0.9Vで動く超小型クロック発表、Mini-Circuitsが様々なBALUNやトランス解説、軍用5G解説、imecの110GHz可能な300mm GeSiウェハー(2025.11.13)
- 高周波・RFニュース 2025年11月12日 Qualcommが語る技術の標準化、STMicroelectronicsが語るシリコンフォトニクス、HuaweiがイノベーションとIPフォーラム開催、6G SummitでFCCのコミッショナーが米国が6Gをリードすべしと語る(2025.11.12)
- トランジスタ技術2025年12月号 電波と回路のススメMHz~GHzを操る!を買った。GHzはアナデバのICを使った信号発生器(信号検出付きなのが面白い)のみだったが、マルチパス、高調波で周波数拡大、6.78MHzのワイヤレス給電、オシロでSDRなど話題も豊富で面白かった。(2025.11.11)
- 高周波・RFニュース 2025年11月10日 Qorvoらが参加する5G, 6Gオンラインパネル開催、SkyworksがBAWを使った高性能クロック発表、Nokiaベル研とKDDIが6Gで協業、次世代FWAのアンテナ設計解説(2025.11.10)
« 松屋で豚と茄子の辛味噌炒め定食(キムチ追加、ご飯特盛)をいただく。 | トップページ | 第74回正倉院展@奈良国立博物館へ行ってきた。時間指定の予約だが、入場前に想像していた以上の大行列!でも入ってしまえばかなりゆったり観られる。本当にすごい宝物がたくさん。屏風に猪がいるというのを必死で探してしまった。 »




コメント