「成瀬は天下を取りにいく」を読んだ。これは面白かった!M-1に出場し、いきなり丸刈りになったり200歳まで生きると宣言する成瀬のぶれない強さとか、滋賀が前面にでてるし!西部大津店は私も何度も行ったことがあるし、ミシガンにも乗ったことが。「膳所」が読める人はぜひ。
試し読みで事前に「ありがとう西武大津店」を読んでいてこれは面白いな、と思って購入。期待を裏切らない面白さでした。
表紙と扉絵のイラストのざしきわらしさんもいい。
冒頭の「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」から始まるありがとう西武大津店からがっちり成瀬に心をつかまれる。
200歳まで生きている人がいないのは200歳まで生きようと思ってないから!という主張に「おお」と思ったり。
そしてM-1に出場する「膳所からきました」、1話目に出てきたある人のお話「階段は走らない」、高校生になった成瀬(いきなり丸坊主)のクラスメイト大貫との過去の軋轢と現在を描く「線がつながる」、え?成瀬が恋愛もの?という「レッツゴーミシガン」、そして最後は島崎が…という「ときめき江州音頭」(冒頭の「成瀬あかりの朝は早い。」に笑った)ということは成瀬は私の大学の後輩になるのか!(作者さんもそう)。
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