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2023年6月 7日 (水)

時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(6) 31桁の10進演算で複素数を計算するライブラリを作ってみる。外部ファイルのサブルーチンを呼び出すCALL文とUSINGの練習。

今回は初心に戻って複素数の計算ライブラリ。

前にExcel VBAとかJavaScriptとかで作っていたのでCOBOLでもやってみよう。

複素数は変数宣言でレベル番号を使って上位が複素数、下位が実部、虚部としておくとサブルーチンを呼び出すとき便利。構造体っぽい。

外部ファイルを5つ準備する(四則演算+表示)。linkage section.でサブルーチンの引数を定義しておき、procedure divisionのusingでそれを使うことを宣言する。

Cobolcomplex2

メインから呼び出すには call "ファイル名" using 引数でOK。

Cobolcomplex1

四則演算の結果はこちら。0がちかちかするがCOBOLっぽいのであえて消してない。

Cobolcomplex3

これまでのシリーズ:

時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(1) Windows11のWSL2でインストール、Visual Studio Codeの拡張機能を使い、10進31桁まで計算できることを生かして二次方程式で桁落ちが落ちる例題をそのまま計算。言語そのものはそんな批判されるほどのこともない気がした。

時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(2)話題のMojoが例題としてマンデルブロ集合を使っているそうなので、COBOLでマンデルブロ集合を描いてみよう。ただしテキストベースで! 多重ループの練習。

時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(3) ロジスティック写像の分岐図を31桁まで10進計算ができることを生かして描いてみる。テキストベースで!今回は2次元配列の練習。

時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(4) 10進31桁まで計算できることを生かして4段4次のルンゲクッタ法でローレンツ方程式を計算して図示してみる。テキストベース(アスキーアート)で! 時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(5) 中二病のような名前のブルースカイカタストロフィ(Blue-sky catastrophe)を生じるGavrilov Shilnikov modelをドルマン・プリンス法(ode45)で計算する。テキストベース(アスキーアート)で!

 

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