時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(7) 31桁の10進演算でLU分解で連立一次方程式を解くサブルーチンを作ってみる。Numerical Recipes(ニューメリカル・レシピ)のFORTRAN77(Cじゃなく)の移植版。
さて今回は連立一次方程式だ。まあLU分解とかがいいだろう。適当なルーチンは、、、
まあNumerical Recipesだな。今となっては批判もあったりもっといいルーチンも多いが昔はこれしかなかったのだ。
Cより歴史的に近いFORTRAN77のを移植しよう。例題はこれ。
\[ \left( \begin{array}{rrr} 5 & 10 & 14 \\ 3 & 6 & 2 \\ 2 & 5 & 4 \\ \end{array} \right)
\left( \begin{array}{c} x \\ y \\ z \\ \end{array} \right) = \left( \begin{array}{c} 15 \\ 1 \\ 6 \\ \end{array} \right)
\]
答えはこうなるはず。
x=-12 |
y=4 |
z=2.5 |
ではNumerical recipesの
・ludcmp
・lubksb
ルーチンを移植しよう。ソースコードはこちら。
これを続けて呼び出すと計算できる。右辺が違う値を計算したいときは2番目を繰り返す。
結果はこちら。
ちゃんと計算できてる!
もうNumerical Recipesのコード、全部移植できそうな気がしてきた。
次はFFTかな。
これまでのCOBOLシリーズ:
時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(3) ロジスティック写像の分岐図を31桁まで10進計算ができることを生かして描いてみる。テキストベースで!今回は2次元配列の練習。
時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(4) 10進31桁まで計算できることを生かして4段4次のルンゲクッタ法でローレンツ方程式を計算して図示してみる。テキストベース(アスキーアート)で! 時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(5) 中二病のような名前のブルースカイカタストロフィ(Blue-sky catastrophe)を生じるGavrilov Shilnikov modelをドルマン・プリンス法(ode45)で計算する。テキストベース(アスキーアート)で!
時代に逆行してCOBOL(GnuCOBOL)を学んでみる(6) 31桁の10進演算で複素数を計算するライブラリを作ってみる。外部ファイルのサブルーチンを呼び出すCALL文とUSINGの練習。
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