背中の蜘蛛(誉田哲也さん)を読んだ。リアルに起こっているような監視(NSAが使っているPRISM, Xkeyscore, バウンドレス・インフォーマント)の話で背筋が寒くなる…しかし魔女と過ごした七日間を読んだ時も思ったけれど、監視社会の行きつく先はどうなるのだろうか。
スノーデンが暴露してから、もう何も信用できなくなった人も多いだろう…
PRISM (監視プログラム)
XKeyscore
バウンドレス・インフォーマント
が出てくる警察小説です。あらすじは
「東京・池袋で男の刺殺体が発見された。刑事課長の本宮は捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受け、犯人逮捕につながった。しかしなぜそんな情報が得られたのか…その半年後、爆殺傷事件が起き、またもやタレコミという形で容疑者が浮上する。捜査一課の管理官になっていた本宮は違和感を覚える。」
ということでNSAによる盗聴などを下敷きにしたお話です。
ただもちろん誉田哲也さんなのでそれだけでなく警察小説としても面白いし、ものすごく気の毒な姉弟が出てくる。。。
また監視される方ではなくて監視する側はどんな心境なのかも描かれていてそれも面白い。
この前、東野圭吾さんんの魔女と過ごした七日間を読んだ時も監視カメラとAI(とDNA)による監視の話で恐ろしかったけれど
こちらはもう現実にある話のようでさらに恐ろしい。これが進んだら社会はどうなるんだろう。
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