馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow(文庫版)を読んだ。森博嗣さんの新しいXXシリーズということで、過去作からの登場人物もいて、風来坊のもじりでしゃれてるな、とか思っていたらこれは…いや全然想像してなかった結末で驚く。探偵には解決できない事件という…
たまたま見つけて懐かしくなってすぐ購入。XXシリーズというそうです。S&Mシリーズはほとんど読んだし、その他もV,X,Gとかそこそこ読んでいたので登場人物が過去作に出てた人でなじみがある。
あらすじは
「
探偵事務所への匿名の依頼は、あるホームレス青年の調査だった。
彼は穏やかで理知的な人物だが、社会に絶望していた。
調査の目的に疑問を感じながら、探偵が尾行を続けるうちに、
青年の知人の老ホームレスが急死し、遺品から彼の写真が見つかる。
それは依頼人から送られたのと同じものだった。
」
というもので、途中までは探偵がホームレスの青年の調査を行うが、なぜその調査依頼が来たのかについての謎解きがメイン。
それはまあ探偵が活躍するところ。
だが、、、そこからもうネタバレ防止で何も言えないが、探偵には何もできない事件に…。
名探偵の証明、名探偵に薔薇を、紅蓮館の殺人のように探偵が追い込まれる。
森博嗣さんがこういうのを書くのはかなり意外だったりした。
でもこのシリーズはかなり面白そうなので続けて読んでいきたい。
« 高周波(RF・マイクロ波・ミリ波・5G)関連ニュース2023年8月8日 IEEE Microwave Magazineは名講義特集(周波数依存結合フィルタの設計でも線形代数は大事)、Qualcomm他5社がRISC-Vの新会社を、60GHzの見守りレーダPOM、GSAの2Gと3Gがいつ終わるかのレポート、など。 | トップページ | 餃子の王将で8月限定メニューの茄子の炸醤麺 (ジャージャンメン) フェアセットB(小ライス+餃子)をいただく。茄子が思っていた以上に多く、シイタケや野菜類もたっぷりでピリ辛でこれはいいな。 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 「トライロバレット」(佐藤究さん)を読んだ。すごかった。三葉虫に魅せられた高校生がいじめの標的にされ、一方、戦争帰りの金物屋の店主は高校の上を軍用ヘリが飛んでいるという幻聴に悩まされ…一体これがどうつながるのか?と思ったら帯通り「少年は、変身した。」ヒーローに。(2025.01.16)
- Newton2025年2月号の特集は量子力学100年。プランク、アインシュタインから始まり量子電磁力学、BSC、トランジスタと言った話題や昨日NHKでもやっていた量子もつれや量子コンピュータなど様々な話題が2ページずつわかりやすく書かれている。今年はこの特集の本多いな。(2024.12.30)
- ペッパーズ・ゴースト(伊坂幸太郎さん)を読んだ。他人の未来を見ることができる国語教師と、教え子が書いた猫を虐待していた奴らに罰を与える2人組の小説が驚きの展開で重なり、過去のテロ事件やマスコミ報道、ニーチェの言葉とも重なりさらに驚きの真相に。面白かった!(2024.12.20)
- 数理科学 量子力学の軌跡 現代的視点で捉えなおす100年の歩みを買った。1969年の数理科学で山内恭彦、朝永振一郎らが座談会をしていたとか、湯川は最初、核力を電子起源として仁科からアドバイスもらったとか、マクロな状態の重ね合わせやFeynmannおそるべし、とか面白い。(2024.12.19)
- 「浜村渚の計算ノート 11さつめ エッシャーランドでだまし絵を」を読んだ。今回はルース・アーロンペア、5枚のカードと2人の囚人パズル、3パスプロトコル、ペンローズの三角形とペンローズ・タイル、そしてエッシャー。ちょっと叙述も入ったり?解説はヨビノリたくみさん。(2024.12.13)
« 高周波(RF・マイクロ波・ミリ波・5G)関連ニュース2023年8月8日 IEEE Microwave Magazineは名講義特集(周波数依存結合フィルタの設計でも線形代数は大事)、Qualcomm他5社がRISC-Vの新会社を、60GHzの見守りレーダPOM、GSAの2Gと3Gがいつ終わるかのレポート、など。 | トップページ | 餃子の王将で8月限定メニューの茄子の炸醤麺 (ジャージャンメン) フェアセットB(小ライス+餃子)をいただく。茄子が思っていた以上に多く、シイタケや野菜類もたっぷりでピリ辛でこれはいいな。 »
コメント