Raspberry Pi 5が発表になった。しかしややこしいのは載ってる部品のメーカーがM&Aで名前変わってたりする…Wi-FiチップのBCM43455(CYW43455)はBroadcom→Cypress→Infineon、電源IC(PMIC)はDialog→ルネサス、アンテナはProAnt AB→Abracon。
「Raspberry Pi 5」発表 拡張性や処理速度が向上 国内の販売時期は未定
というのを見た。おお、日本発売が楽しみ。買おう。
それはそれとして、載ってる部品がいろいろ大変なことに。
まずWi-FiチップはIEEE802.11acとBluetooth5.0までしか対応してないのと、搭載形態が一緒なので4Bと同じBCM43455だろう。
ただこのチップBCMってついてるけどBroadcomじゃなくて今はInfineonのはず。
というのはまずこうなって、
次にこうなったから…
なのでInfineonのページにCYW43455として紹介されている(まだCypressの品名にしているが、BCMからは変えた)
次は電源IC(PMIC = Power Management IC)はDialogと書いてあるが、ルネサスが買収したので今はルネサス。
Dialogは昔iPhone用のPMIC作っていたけどAppleにその部門売却したしな…
https://www.renesas.com/jp/ja/about/press-room/renesas-completes-acquisition-dialog-semiconductor
一番驚いたのがアンテナ!
https://www.raspi.jp/2023/09/raspberry-pi-5-interfaces-review/
Lisenced from Abraconになってる!前はProAntだったのに!と思ったらこれも買収。
Abracon Acquires Proant AB and Proant Asia Limited
もう何が何だか…
でもこのアンテナ面白い。
Niche Antennas
というそうだ。
« Windows11のアップデートでMicrosoft Copilot in Windowsプレビューが使えるようになった!何に使えるか…とりあえず反重力(というか反物質の重力)のNature論文を要約して和訳してもらった。Edgeでウェブページを開いて「このウェブページを要約して」だけでOK。 | トップページ | クスノキが駅のホームを貫いている萱島神社でお参り。 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- 高周波回路シミュレータQucsStudioがuSimmicsに名称変更し、バージョンも4.8.3から5.8にアップデートされた。Qucsと区別するためだそうだ。また、Pythonの高周波用ライブラリscikit-rfもv1.5.0にバージョンアップされていた(2024.12.04)
- MATLAB Onlineで高周波基板設計用のRF PCB Toolboxを使ってみる。Coupled line バンドパスフィルタやratraceカプラが設計できる。モーメント法(MoM)や有限要素法(FEM)でちゃんと計算してくれているようだ。(2024.12.06)
- MATLAB Onlineで高周波用のRF Toolboxを使ってみる。Touchstoneファイルの読み込み、dB表示グラフ、スミスチャートなど簡単にできるし、フィルタ合成やIEEE P370 De-embedding(ZC-2xThru)も使える(MATLABで書かれたものがオリジナル)。(2024.12.05)
- MATLAB OnlineのSimulinkでローレンツ方程式をode8で計算してみる。Interface 2025年1月号でMATLAB Onlineの半年ライセンスがついてきたので。Simulinkを使うのは初めてだったが、わかりやすいSimulink入門コースを修了したのですぐできた。(2024.12.04)
- Interface2025年1月号はMATLABで1ニューロンから手作り 数学&図解でディープ・ラーニング。初歩からAlexNetの転移学習、CNNまで話題が豊富で、なんとMatlab Onlineの半年ライセンスがついてくる。Simulinkや各種toolboxも使える。早速MATLAB入門オンラインコース修了した。(2024.12.03)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 高周波・RFニュース 2024年12月11日 5G AmericasがセルラーネットワークでのAIのホワイトペーパー、GSAが2024年の5Gレビュー、NordicがIoTに適したThingy:91 X発表、Wi-Fi 6GHzが世界でどうなっているか、Huaweiが5G GaNパワーアンプで有利、Samsung Galaxy M34 5G分解(2024.12.11)
- 高周波・RFニュース2024年12月9日 iFixitがDJI Neo分解、TechInsightsがApple Pencil Pro分解、QualcommのNeurIPS 2024でのAI技術発表、IntelのIEDM 2024での発表、 Nokiaの7GHz帯の6G、Analog DevicesのPhased Array Antennaのホワイトペーパー、ZDTが史上二番目の売上高(2024.12.09)
- 高周波・RFニュース 2024年12月6日 NGMNが無線パフォーマンス評価フレームワーク発行、5GAAがC-V2Xのロードマップ発行、Marvellの3nm 1.6Tbps PAM4インターコネクト、Nokiaの2.4Tbps光伝送、Silicon Labsの低消費電力モジュール、Xiaomi 14T Pro分解動画(2024.12.06)
- 高周波回路シミュレータQucsStudioがuSimmicsに名称変更し、バージョンも4.8.3から5.8にアップデートされた。Qucsと区別するためだそうだ。また、Pythonの高周波用ライブラリscikit-rfもv1.5.0にバージョンアップされていた(2024.12.04)
- 日経サイエンス2025年1月号の特集 和算再発見の佐藤賢一さんの記事「算聖 関孝和の実像」に出てきた矢高に対する円弧の2乗の近似式をカシオの高精度計算サイトkeisan.casio.jpの自作式として作った。ものすごい精度であることがよくわかる。(2024.12.03)
« Windows11のアップデートでMicrosoft Copilot in Windowsプレビューが使えるようになった!何に使えるか…とりあえず反重力(というか反物質の重力)のNature論文を要約して和訳してもらった。Edgeでウェブページを開いて「このウェブページを要約して」だけでOK。 | トップページ | クスノキが駅のホームを貫いている萱島神社でお参り。 »
コメント