Rogersの特性インピーダンス計算ツールが3年ぶりにアップデート(MWI 2024)。デザインがダークモードに。他のツールも紹介(QorvoのMatchCalc,Cadence(AWR)のTX-LINE、QucsStudio付属のツール、BroadcomのAppCAD、そしてカシオの高精度計算サイトにUPしている自作式など)。
低損失基板で有名なRogersが出しているMWIというツール(Microwave Impedance Calculator)、非常によく実測と合うので使っていた。
ただ、MWI 2019から全然アップデートしないのがどうなってる?と思っていたが、今月オンライン版限定になってアップデート!
MWI 2024だ。
https://www.rogerstechub.com/tools/mwicalculator.php
ダークモードになってる。ここに乗っているロジャースの材料名と寸法を入れると特性インピーダンスや、ストリップラインとマイクロストリップラインは伝送損失の周波数特性まで計算できる。これが結構合うのだった。
多くの種類の伝送線路も計算できる。
せっかくなんで、他の有名どころのツールも紹介しておこう。
最近、QSPICEを出したことでも有名なQorvoのMatchCalc。これは伝送線路計算はおまけでマッチングを取るツール。結構便利。
https://www.qorvo.com/design-hub/design-tools/interactive/matchcalc
https://www.cadence.com/ja_JP/home/tools/system-analysis/rf-microwave-design/awr-tx-line.html
QucsStudio付属のTransmission Line Calculator。
あと昔からあるものとしてAppCAD(今はBroadcomだが、もともとHP→Agilent→Avago→Broadcomになった)がある。
https://www.broadcom.com/info/wireless/appcad
そうそう自作のものも紹介しておこう。
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