「傲慢と善良」(辻村深月さん)を読んだ。これは重いわ…全ての登場人物のセリフがもうリアルで…私も田舎出身なので田舎のことはわかるし都会に出てて、こんな嫌な奴が、とか。婚活小説で恋愛小説でミステリ要素もあってそして最後は、ああよかった、と思える名作だと思う。
これだいぶ前に買っていたけれどなんかヘビーそうということでちょっと置いていた…ようやく読んだ。確かに重いが面白いと思った。名作だと。
あらすじは「婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。真実はストーカーに付きまとわれていたという。居場所を探すため西澤架は彼女の過去と向き合うことになる。彼女はなぜ姿を消したのか?」
というもの。今の社会のリアルな婚活とか恋愛とか、田舎の人の考え方とか、都会の(あの女友達本当に嫌だった)嫌な人たちとか。
登場人物の言ってることはいちいちリアルで考えさせられるものばかり。
途中でどよーんと重くなるが、、、
ラストはああ、よかったー!と思えるものだった。
いや面白いです。お勧め。
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