「悪の芽」(貫井徳郎さん)を読んだ。コミケで並ぶ列で無差別殺人をし自殺した男は、小学生時代にいじめられており、安達というエリート銀行員が当時その原因を作っていた。苦悩する安達は凶行の理由を求めてその男の人生をたどっていく。重いがこれはすごく響く作品だった。
最初からもうやばい大量殺人で、それを動画で撮影する大学生…
なんかもうこれどうなるんだろうという。
あらすじは
「大手銀行に勤める41歳の安達は、無差別大量殺傷事件のニュースに衝撃を受ける。40人近くを襲ってその場で焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯した。この事件は、俺の「罪」なのか――。懊悩する安達は、凶行の原点を求めて犯人の人生を辿っていく。 」
というもの。途中のいじめのシーンとか読んでて辛い…しかも中心になっていじめていた男も人の親になって普通に生きているというのも何か考えさせられるものがある。
動画を撮っていた大学生や、被害者の母親の章もあり、安達がどんどん男の過去に迫って行って最後に真相が、というもの。
これもものすごく考えさせられるなとか。
ちょっとだけ容疑者Xの献身を思い出した。
最後の章には救いがあってよかった。これはとても心に響く作品でした。
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