高周波・RFニュース 2024/7/4 ロームと京大のテラヘルツ発振の発表、Sivers semiconductorの列車向け57-71GHzミリ波モジュール採用、Vishayの電子爆発システム向けタンタルコンデンサ、FCCのAIと6Gを見据えた安全保障会議、など。
①ロームと京大のテラヘルツ発振器の計測の発表
最近ロームはテラヘルツ関係の発表を立て続けにしている。ということは内部で結構プレッシャーがあったりするのかな。
半導体テラヘルツ発振器の超高速振動ダイナミクスの計測と制御に成功―次世代無線通信やセンシングの高機能化へ―
論文はこちら。Van der Polモデル使ってるな。
Phase-resolved measurement and control of ultrafast dynamics in terahertz electronic oscillators
②Vishayの電子爆発システム向けのタンタルコンデンサ
こんなものがあるとは知らなかった…
③Infinionの電気自動車向け電流センサ
Infineon and Swoboda cooperate to develop high-performance current sensors for electromobility
④GSAのFWAについての発表
Fixed Wireless Access - GSA FWA Forum Contribution to EU Digital Infrastructure Consultation
⑤FCCのAIと6Gを見据えた安全保障会議
FCC Kicks Off Security Council with AI at Centre and 6G in Mind
⑥Sivers Semiconductorの57-71GHzを使う列車内ミリ波通信
やっとこの周波数帯を使うアプリが出てきたかな(広まらないと思うけれど)。
Sivers Semiconductors Announces 5G Contract with Blu Wireless for High-Speed Broadband Communication for Track-to-Train applications
⑦VerisonのCEOのコメント
- 公共の安全のために4.9GHz帯をどのように管理すべきかをめぐって論争がある
- 一部の公共安全機関はファーストネットに4.9GHz帯の制御を要求しているが、他の機関は地方での制御を主張している。
- ベライゾンは、周波数帯の価値が140億ドルを超えるこの帯域にAT&Tがアクセスすることを望んでいない。
Verizon CEO disses AT&T-backed plan for 4.9 GHz
⑧P板のインピーダンスのTDR測定
How to measure PCB trace or power/return plane impedance
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