Pythonでマイクロストリップパッチアンテナの設計ツールを作る(2) アンテナの入力インピーダンスをSciPyの特殊関数(Si)と積分(quad)を使って計算する。オフセットも入力できて50Ωになる位置も計算できる。
さて昨日はパッチアンテナのサイズの決定をした。
今回は同じくBalanisの本より、入力インピーダンスを計算する。
必要なのはSciPyの
scipy.special.sici
と、積分。
プログラムはこんな感じで
import numpy as np
from scipy.integrate import quad
from scipy.special import sici, j0
def input_impedance(W, L, er, h, f0, offset = 0):
"""
矩形マイクロストリップパッチアンテナの入力インピーダンスを計算する。
W:パッチ幅[mm]、L:パッチ長さ[mm]、er:基板比誘電率、h:基板厚み[mm]、f0:共振周波数[GHz]、offset:パッチ端からの給電位置
戻り値:入力インピーダンス[Ohm]
"""
u0=4.0 * np.pi * 1.0E-7
e0=8.85418782E-12
f0 *= 1.0E9
W *= 1.0E-3
L *= 1.0E-3
lambda0=1/(f0*np.sqrt(e0*u0))
k0=2.0*np.pi/lambda0
X = k0 * W
siX, _ = sici(X)
I1 = -2 + np.cos(X) + X * siX + np.sin(X)/X
G1 = I1/(120*np.pi**2)
def f(t, X, Y):
return ((np.sin(X*np.cos(t)/2.0)/np.cos(t))**2) * j0(Y*np.sin(t)) * np.sin(t) **3
I2, _ = quad(f, 0, np.pi, args = (X, k0*L))
G12 = I2/(120*np.pi**2)
Rin = 1/(2*(G1+G12))
return Rin * np.cos(np.pi * offset * 1.0E-3 / L) ** 2
|
こんな感じで入力インピーダンスが出る。
次は指向性かな。
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