方舟(夕木春央さん)を読んだ。衝撃的…「え?」と声を上げそうになった。方舟という名の地下施設に閉じ込められた10人。誰か1人を犠牲にしないとみんな助からない…という状況で殺人が起き、犯人をその1人にするため推理するが…これは本当にネタバレ厳禁なやつ。
帯に書かれたこの有栖川有栖さん(解説も)の”この衝撃は一生もの。”というのは本当だった。
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あらすじは
「9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。
タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。 」
というもの。私は閉所恐怖症なのでものすごく読んでて苦しい…
探偵役が論理を駆使して犯人を暴き出す、ように見えたが…もうこれ以上はネタバレになるので書きません。
有栖川有栖さんの解説がわかりやすく(絶対に解説から読んではだめ。そういう読み方する人がいるのは信じられないが…)、確かに真相がわかってから読み返すと意味が全然変わってくる。
とにかくこれは今一番読むべきミステリ。
ある意味シリーズ化できる気がする。
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