マン・カインド(藤井太洋さん)を読んだ。衝撃的に面白い!公正戦、光学迷彩を持つ他脚ローダー、曲射弾、人体通信、CRISPR/Cas9、様々なアルゴリズム・数学などが興味を引き、全く予測できないストーリー(マン・カインドの意味が…)もう10年後には起こっても不思議ではないな…
藤井太洋さんはジーン・マッパーを読んであまりの面白さにずっと作品を追っていて、最近だとワン・モア・ヌークが一番かなと思っていた。
しかし順位が入れ替わったかも。このマン・カインドめちゃくちゃ面白かった。
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あらすじは「2045年、国際独立市テラ・アマソナスの指導者チェリー・イグナシオが、軍事企業〈グッドフェローズ〉の捕虜を銃殺する。この虐殺をレポートしようとした迫田城兵は事実確認プラットフォームにより配信を拒否されてしまう。果たして人類に何が起こっているのか 」というもの。
なぜ配信を拒否されたのか、からは想像できない展開。身体能力に優れ赤外線が見える兵士、数学の能力がとてつもないベンチャーと一体どう結びつくのか、全く飽きさせない。この前、シビル・ウォーを観てきたばかりなので、フェイクニュースでアメリカが内戦に入っていたのもリアル。そこから双方が約束を守る公正戦ができたのも。
でてくるテクノロジーも光学迷彩を持つ他脚ローダー<マスチフ>、曲射弾<ステア・ビュレット>、CRISPR/Cas9、様々なアルゴリズム(遺伝的アルゴリズム、ピアソン重合法、潜ディリクレ分布割り当てなどなど)・数学(指を折って指数・対数計算できたり)などが興味を引く。
これ以上はネタバレになるので一切書かない(知っていたら衝撃を受けない)ですが、マン・カインドの意味がそういう…
とにかく面白いのでお勧め。
第53回星雲賞日本長編部門受賞も納得。
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