Julia言語でタッパーの自己言及式(不等式を計算して図示するとまた不等式になる)を描いてみる。543桁の数を含む計算が必要だが、デフォルトで任意精度演算が可能なので容易にできた。
Google ColabでJuliaが使えるようになっていたということで普及しそう。しかし私は全然いじったことがない…
この機会にちょっと触ってみよう。とりあえず公式サイトのマニュアルをペラペラと読んで5%くらいは分かった。
任意精度演算がデフォルトで可能なのを知ったので、最近うちのブログによくアクセスがあるタッパーの自己言及式をやってみる。big(数)としただけで使えるのは便利。ただ途中で改行するとエラーになったので(括弧の中なのに?)一行が長い…
コード:
using Plots
setprecision(BigFloat, 2000)
k = big(960939379918958884971672962127852754715004339660129306651505519271702802395266424689642842174350718121267153782770623355993237280874144307891325963941337723487857735749823926629715517173716995165232890538221612403238855866184013235585136048828693337902491454229288667081096184496091705183454067827731551705405381627380967602565625016981482083418783163849115590225610003652351370343874461848378737238198224849863465033159410054974700593138339226497249461751545728366702369745461014655997933798537483143786841806593422227898388722980000748404719)
nx = 106
ny = 17
z = zeros(Int8, ny, nx + 1)
for i in 1:nx+1
for j in 1:ny
x = i - 1
y = k + j - 1
f = floor(floor(y / 17.0) * 2^(-17.0 * floor(x) - (floor(y) % 17)) % 2)
if f > 1/2
z[ny + 1 - j, nx + 2 - i] = 0
else
z[ny + 1 - j, nx + 2 - i] = 1
end
end
end
heatmap(z, size=(1300,200))
|
結果:
一瞬でできるな。
(過去のもの)
タッパーの自己言及式をPari/GPとExcelで描いてみる。
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