NVIDIA RTX5060 Laptop GPUを入手したのでKeras3を使ってバックエンドにPyTorchとJax(WSL2利用)を使ってMNISTをCNNで学習するときの時間を比較した。ついでにGoogle ColabのT4 GPUでも同じことをした。Jax、めちゃくちゃ早いし、5060はさすがに性能アップしている。
この前、ゲーミングノートPCを買った。
で早速GPUのパワーを試すことにした。例題は一番簡単なMNISTでCNNを使う。この辺を参考に。
Keras3.0を使えばバックエンドはPyTorchでもJaxでもTensorflowでも基本、同じコードにできる。ただ、Tensorflowは最新のGPUに対応してないっぽいので外す。JaxもWindows版はGPU使えないので全部WSL2にした。
CUDA13にしないとRTX5060動かないとかいろいろ罠があって何度もインストールやり直したりしてようやく動いた。
コードはPytorchをバックエンドにするならこんな感じで。
import os
# 【重要】kerasをインポートする「前」にバックエンドをPyTorchに設定します
os.environ["KERAS_BACKEND"] = "torch"
import keras
import torch
import numpy as np
import time
# --- 1. 設定の確認 ---
print(f"Keras Version: {keras.__version__}")
print(f"Current Backend: {keras.config.backend()}")
# GPUがPyTorchから見えているか確認
if torch.cuda.is_available():
print(f"GPU is available: {torch.cuda.get_device_name(0)}")
device = "cuda"
else:
print("GPU is NOT available. Using CPU.")
device = "cpu"
# --- 2. データの準備 (MNIST) ---
# Keras 3はNumPyデータをそのまま扱えます
(x_train, y_train), (x_test, y_test) = keras.datasets.mnist.load_data()
# データの正規化と形状変更
x_train = x_train.astype("float32") / 255.0
x_test = x_test.astype("float32") / 255.0
x_train = np.expand_dims(x_train, -1)
x_test = np.expand_dims(x_test, -1)
# --- 3. モデルの定義 ---
# PyTorchバックエンドでもKerasの構文(Sequential/Functional API)が使えます
model = keras.Sequential([
keras.layers.Input(shape=(28, 28, 1)),
keras.layers.Conv2D(32, kernel_size=(3, 3), activation="relu"),
keras.layers.MaxPooling2D(pool_size=(2, 2)),
keras.layers.Conv2D(64, kernel_size=(3, 3), activation="relu"),
keras.layers.MaxPooling2D(pool_size=(2, 2)),
keras.layers.Flatten(),
keras.layers.Dropout(0.5),
keras.layers.Dense(10, activation="softmax"),
])
# モデルのコンパイル
# optimizerやlossはKerasの標準APIを使用します
model.compile(
optimizer="adam",
loss="sparse_categorical_crossentropy",
metrics=["accuracy"],
)
model.summary()
start_time = time.perf_counter()
# --- 4. 学習の実行 ---
# Keras 3は、デフォルトで利用可能な最適なデバイス(GPUがあればGPU)を自動的に使用します
print("\nStarting training...")
model.fit(x_train, y_train, batch_size=128, epochs=15, validation_split=0.1)
# --- 5. 評価 ---
score = model.evaluate(x_test, y_test, verbose=0)
end_time = time.perf_counter()
print("\nKeras with PyTorch backend - GPU : NVIDIA RTX 5060 Laptop GPU")
print(f"Total training and evaluation time: {end_time - start_time:.2f} seconds")
print(f"Test loss: {score[0]}")
print(f"Test accuracy: {score[1]}")
|
jaxを使うときは
| GPU \ Keras Backend | PyTorch | Jax |
| RTX 5060 Laptop GPU | 51.07s | 20.17s |
| T4 GPU (Google Colab) | 72.37s | 28.78s |
| CPU (Ryzen 9) | 127.14s | 254.68s |
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