「此の世の果ての殺人」を読んだ。小惑星が追突し世界が滅ぶことが確実な中、小春は大宰府の自動車学校で教習を受ける。その車内で惨殺体を発見する。もう滅ぶ世界でなぜ殺人を起こすのか。元刑事の教官とのバディものでもあり、意外だが納得できる真相もよかった。受賞も納得。
帯で江戸川乱歩賞満場一致で最年少受賞とすごいことが書いてあって、かつ書店で平積みになっていたので早速読んでみた。
確かにこれはよかった。受賞も納得。
あらすじは
「小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。 」
というもの。もう皆逃げているのでインフラがほぼ機能していないし、警察も役に立たない中、イサガワと小春は捜査を始めるが同様の事件が起きていることを知る。一体これは同一犯なのか…
文章が読みやすくて情景もすぐ頭に浮かび、そしてこの真相も驚きだが最初の方から見ていくとなるほど、と思える。これは面白かった。
あと小春がなぜか科学技術に詳しいのには笑った。参考文献や最後の方のくだりをみてこれもなるほどと思う。
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