「ちぎれた鎖と光の切れ端」(荒木あかねさん)を読んだ。無人島で前の殺人の第一発見者が舌を切断されて次々殺される第一部だけでも面白いが第二部で舞台が大阪に変わりまた同じ状況の殺人事件が起きる。その真相と動機、登場人物の過去などさらに面白く。
前作の超特殊状況ミステリ「此の世の果ての殺人」が面白かったので本作も期待して読んだ。面白かった!
あらすじは「無人島・徒島に訪れた友人七名。樋藤清嗣は復讐のため全員の殺害を決めていたが、皆、彼の与り知らぬところで次々と殺されてしまう。決まって前の殺人の第一発見者の舌が切断されて。凄惨な事件の真相と結末とは? そして三年後、謎はふたたび蠢きだすーー。
」
というもの。とにかくもう第一部だけでも面白い。次々と繰り出される推理が覆ったりどういうこと???となる。
そして第二部。第一部と全然違う雰囲気で大阪の女の子、真莉愛の話に変わる。一見なんの繋がりもなさそうだけれどまた無人島の事件と同じ事件が起き、真莉愛が第一発見者になってしまう。彼女は殺されるのか…
とにかく謎の真相がすごく面白い。第一部で言っていたことはこういうことか、とか。そして登場人物の過去、何より犯人の動機が驚き。
Z時代のアガサ・クリスティーと呼ばれるのもよくわかる。今回はそして誰もいなくなったとABC殺人事件がモチーフになっているが単純になぞるような話ではもちろんなくてアイデアがすごい。
タイトルの意味も最後にわかる。次の作品も読みたい。
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