「君が手にするはずだった黄金について」(小川哲さん)を読んだ。面白かった。主人公が小川哲(!)という名の小説家の連作短編集(最初あれ?私小説?と勘違い)で、虚構にまみれた人々と交わりどれも考えさせられるような結末。表題作の凄腕トレーダーの話が特によかった。
君のクイズ、火星の女王と読んできて今回は短編集。
あらすじは
「才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。
認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いや、噓を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか?」
で主人公が小川哲という小説家(だったり大学院生だったり)で、プロフィールが同じなのであれ?これ私小説?と思ったら、フィクションでした。それぞれの話に出てくる人が嘘をついていてその結末がどれも考えさせられるもの。だがそんなに堅苦しいわけではなくどれも面白い。
文庫では革命前夜が収録されています。
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