文化・芸術

2024年11月29日 (金)

線表現の可能性@国立国際美術館を観てきた。子供が描いたような線、緻密な線(ジョナサン・ボロフスキーと池田龍雄がよかった)、カラフルな線、立体的な線(あれどうやってバランス?)など様々で面白かった。彼女の肖像も一緒に観られたがこれも興味深かった。

久しぶりに国立国際美術館へ。線表現の可能性を観に来た。

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写真撮影はOKでした。子供の落書きのような線から始まり、緻密だったり(ジョナサン・ボロフスキーのノートの切れ端に書いた線や、池田龍雄の化物の系譜が気持ち悪くてよかった)、カラフルなもの(ポスターにもなってるベルナール・フリズのガルプなど)、立体的なもの(植松奎二の置ー浮くかたちがどうやってバランスを取っていたのか全然分からん…)など様々で面白かった。
後半は2020年代に亡くなった方々の作品で、イリヤ・カバコフの天使と出会う方法がよかった。

その次はコレクション1 彼女の肖像へ。

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岡本信治郎の版画集『ベティ・ブープの国』や小沢剛のベジタブル・ウェポンが面白かった。そして谷原菜摘子のSADOにはおおっと思った。人魚か。

ところで来ていたのはほぼ外国の方々だった。さすが国際美術館。

2024年11月22日 (金)

石村嘉成展 ~いのちの色たち~@兵庫県立美術館を観てきた。すごかった…生き生きとした表情の動物たちがヴィヴィッドな色違いで描かれ心が奪われる。作品の数やその大きさにも圧倒される。自閉症と診断された画家さんの作品ですがそんなことは全く関係なくただ感動。

石岡瑛子展の後は石村嘉成展へ。同じ兵庫県立美術館でやってます。

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こちらもすごかった。こんなに生き生きとした動物の絵画を初めてみた。色違いもとてもヴィヴィッドでいい。

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この壁一面の絵(パノラマ撮影しているので曲がってますが実際はまっすぐ)。

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絵だけでなく版画も。

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本当にすごかった。感動した。今回、2つの展示会見たけどどちらもよかった。これはお勧め。

片方みると片方100円引きでした。

 

 

2024年11月21日 (木)

石岡瑛子 I デザイン@兵庫県立美術館を観てきた。資生堂のポスターは何となく知っていたがPARCOのポスターすごい数を手掛けられ、また角川書店の表紙や理科の教科書!マイルスデイヴィスのジャケット、地獄の黙示録のポスターなどもありもうすごいの一言。観てる女性率99%でした。

ほとんど予備知識なく観てきました。

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資生堂のポスター(前田美波里さんの)は何となく知っていましたが、PARCOのポスター、とんでもない数を手掛けられていてまずそこで驚く。角川書店の本の表紙も手掛けられていてさらに驚く。その他にも、

(前の)万博。

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理科の教科書!

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マイルス・デイヴィスのジャケット。

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地獄の黙示録やドラキュラのポスターなどなど、ものすごい数でもうただただ圧倒された。

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すごかったのですが、見てる人ほぼほぼ女性だけでした。男は私だけだったんじゃないかな。これは男性も観た方がいいです。

2024年11月 7日 (木)

印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵@あべのハルカス美術館を観てきた。モネの睡蓮も展示されているし、アメリカに印象派がどう影響を与えたのかが知れて興味深い。あと美術館が絵を買うときのやりとりが展示されていて面白かったり。6作品は撮影可でした。

あべのハルカス美術館に印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵を観に来た。

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バルビゾン派からフランスの印象派へ(モネもルノアールも展示)、そしてアメリカや日本に影響を与えたことがわかる展示で興味深かった。

6点は撮影可能でした(平日17:00以降は全部撮影可だとか)。

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モネの睡蓮。ウスター美術館がこの絵を買うときのやりとりの手紙が貼ってあって面白かった。

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ポール・シニャックのゴルフ・ジュアン。この絵は切り絵のような雰囲気でよかった。

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グッズコーナーで出落ちのような商品があるので、見てきた人のお楽しみ(ネタバレしない)。

2024年11月 1日 (金)

第76回 正倉院展に行ってきた。今回はカラフルなものが多く、中でも七宝細工の鏡、黄金瑠璃鈿背十二稜鏡や真っ赤な象牙のものさし、紅牙撥鏤尺 、色とりどりのガラス(これを作る技術はすごい)がよかった。酸化鉛は私はセラミック扱っていたことがあるのでオレンジと知ってたり。

今年も行ってきました。

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事前予約をみんなしているとはいえものすごい人出。

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中は撮影不可ですが、今回はカラフルなものが多かった。

貰える読売新聞の特集。

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この七宝細工の鏡、この写真以上に輝いていてすごいなと。

象牙の物差しの方はサイズ感がこれでは伝わりませんが、20㎝ほど。それでもこの細かい細工と鮮やかな赤がこれもすごかった。

お魚の色ガラスも、よくこんなものを当時作れたなと感心しかない。

ちなみにそれに使われる酸化鉛も展示してありましたが、オレンジ色。私は大昔にセラミック材料の開発をしていたので見る前からわかったのだった。

まあどれもすごい展示なので、また来年も行く。

 

2024年10月21日 (月)

特別展 法然と極楽浄土@京都国立博物館を観てきた。国宝の法然上人絵伝などの絵伝・絵巻が特に興味深かったし、江戸時代の浄土宗は知らなかった。1展示だけ写真撮影可能だったので買ったばかりのiPhone 16 Pro Maxで撮影した。薄暗い中でも鮮明に明るく撮れた。

久しぶりに京都国立博物館へ。

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特別展 法然と極楽浄土を観に来たのだ。ただ団体のバス4台くらいでご年配の方々がものすごい数集まっていて、これはやばい!と思ったのでその集団より先に入った。するとそんなに混んでなかった。危ない危ない…

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貴重な文書も多いが、私が興味を引いたのは国宝の法然上人絵伝などの絵伝・絵巻。観ていて楽しい。地獄の絵とかも。

後はやはり仏像が興味深い。それと江戸時代の浄土宗、ということで徳川秀忠の像や徳川家康の絵もあり。

1か所、写真を撮ってもいいところがあったのでiPhone 16 Pro Maxで撮ってみた。

実際は暗い照明だが、明るい照明かのような写真が撮れた。さすが。

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2024年10月11日 (金)

開館3周年の大阪中之島美術館でTRIO パリ・東京・大阪モダンアート・コレクションを観てきた。テーマごとに3都市の美術館収蔵の作品を並べて展示してあって興味深かった。デュフィの電気の精が10枚に著名な科学者(Maxwell, Heltzなど)を描いて技術の進歩を見せていたのがよかった。

TRIO パリ・東京・大阪モダンアート・コレクションを観に大阪中之島美術館へ行ってきた。

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テーマごとに3都市の美術館収蔵の作品を並べて展示してあってほとんどの作品が写真撮影OKでした。

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面白いのはデュフィの電気の精。右から時代を追って電気の技術の進歩を描いていて、その下側に著名な科学者たち(マクスウェル、ヘルツ、ファラデー、ポアンカレなどなど)を描いていたもの。

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彫刻なども。

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これはフーリエ変換という作品。

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どれもなかなか興味深かった。

2024年10月 8日 (火)

デ・キリコ展@神戸市立博物館を観てきた。マヌカンを描いた作品しか知らなかったが、歴史を追って自画像やネオ・バロック、新形而上絵画、彫刻や舞台美術と様々なものが観られたので興味深かった。いくつかの作品は写真OKだった。

久々に神戸市立美術館へ。デ・キリコ展を観に来た。

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自画像や、

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形而上美術、

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マヌカンを描いたもの。こういうのがデ・キリコのイメージだったが他にもいろいろあって面白かった。

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彫刻や舞台美術もやっていたのは知らなかった。これもよかった。

1Fには神戸の歴史の展示もあってこれもなかなか面白い。

 

 

2024年9月 6日 (金)

特別展「ネコ」~にゃんと!クールなハンターたち~@大阪市立自然史博物館を観てきた。猫の生態、猫科の動物たちの剥製・骨格がたくさんでなかなか面白かった。

久しぶりに長居公園の大阪市立自然史博物館へ。猫の展示を観に来た。

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とにかく猫科の動物たちの剥製・骨格が多くてなかなか迫力ある。

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巨大な猫。

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猫の爪の内部構造。

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こっちは猫の眼。

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これとか生きているみたい。

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かなりの人出でした。やっぱり猫は人気あるんだなと感心(私は実はそうでも…犬派)

2024年7月29日 (月)

描く人、安彦良和@兵庫県立美術館を観てきた。子供のころ見ていたアニメの多くが安彦さんの絵だったことに改めて感銘を受ける。すごい数のラフや絵コンテが残っているのも。最後に開催記念画を描かれていて動画で色付けがすごかった。そのクリアファイル買ってきた。

久しぶりに兵庫県立美術館へ。あ、カエルが戻ってる。

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ヤマト、ライディーン、ザンボット3などなど、子供のころに見ていたアニメのラフや絵コンテがたくさんで興味深かった。虫プロに在籍されていたとは知らなかった。

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機動戦士ガンダムTHE ORIGINって25年ぶりにアニメに関わられたとか。こんなにコミックを書かれていたのも知らなかった。

で最後の展示が安彦良和作品のキャラクター勢ぞろいの記念画で、その色付け風景の動画が流れていたがすごかった。こんなにすらすら色が付けられるんだと。

あまりに良かったのでクリアファイル買った。

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