映画・テレビ

2025年6月21日 (土)

映画「メガロポリス」を観てきた…がコッポラ監督のやりたかったことが全然わからんかった…ローマ帝国を現代アメリカに持ってきて政治批判なのかも知れないが、メガロンの設定がざる過ぎる(しかもセルラーレベルと訳?細胞レベルでいいのでは)のと時を止める能力必要だった?

ものすごく期待して行ったが、まあ正直私には合わなかった。

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あらすじは

「21世紀、アメリカ共和国の大都市ニューローマでは、享楽にふける富裕層と苦しい生活を強いられる貧困層の格差が社会問題化していた。市の都市計画局局長を務め、名門クラッスス一族の一員でもある天才建築家カエサル・カティリナは、新都市メガロポリスの開発を推進する。それは、人々が平等で幸せに暮らせる理想郷(ルビ:ユートピア)だった。だが、財政難の中で利権に固執する市長のフランクリン・キケロは、カジノ建設を計画し、カエサルと真正面から対立する。また一族の後継を目論むクローディオ・プルケルの策謀にも巻き込まれ、カエサルは絶体絶命の危機に直面するが─。」

というものだが、こう書くとストーリーがあるっぽいがそうでもないです。そして登場人物がみんな何考えてるかわからなくて、行動がいつも唐突。

一番大事であろうメガロンの設定がざる過ぎ(しかも訳がセルラーレベルでどうのこうの、となってたが普通に細胞レベルでいいのでは)で、これ理系の監修者とかいないよね。建築家が細胞でノーベル賞とか適当すぎる…

これも唐突な時を止める能力(ジョジョ?)も、これいるのか?ラストもあのコメディとかで昔よく使われていた演出でトホホと思ったり。

ただ1か所だけびっくりするところがあります。これもそのあとこのシーンいる?だったけれど。

 

2025年6月20日 (金)

映画「リライト」を観てきた。尾道、ラベンダーと時をかける少女のオマージュだなと思って観ていたら全く想像できない展開になって驚く。特にとても大変な人が出てきて「マジか…」となった。池田エライザさんは高校生と大人を演じ分けられていてよかった。原作と結末は違うそう。

尾道、ラベンダー、謎の転校生は未来人と時をかける少女のオマージュだな、と思って観ていたら…

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途中から全然違う話になっていった。あらすじは

高校3年の夏、美雪の学校に保彦という少年が転校してくる。ある小説に憧れて300年後からタイムリープしてきたという保彦と秘密を共有することになった美雪は、彼に恋をする。7月21日、美雪は保彦にもらった薬を使い、10年後の自分に会うためタイムリープする。未来の美雪は過去の自分に、自身の著書だという本を見せるが、それは未来で保彦が出会う小説だった。過去に戻ってきた美雪は、この夏の保彦と自分の物語を書いて時間のループを完成させることを約束し、未来へ帰る保彦を見送る。10年後、ようやく本を出版した美雪は、過去からタイムリープしてくるはずの自分を待つが、なぜか一向に現れない。謎を探るなかで同窓会に参加した彼女は、同級生から驚きの真実を知らされる。

というもの。驚きの真実というのが本当に驚きで、特に一人とんでもなく苦労していた人がいて「マジか…」となった。

池田エライザさんを筆頭に演じている役者さんたち高校生と大人を明確に演じ分けられていてそこもよかった。ただ橋本愛さん出したらまあ何かとても重要な役と最初からわかってしまうのでミステリとしてはどうかなと思ったり。 ずっと高橋文哉さん?いや眉毛が違う?と思っていたら倉 悠貴さんでした。かなり似てる。

原作は「SF史上最悪のパラドックス」と呼ばれているそうで、なるほど映画はそこまではやらなかったのかと思うが、映画でも全然円環閉じてないし、最後もどっちを選んだのか明確にはしなかったのでそれは皆の想像に任せる、ということか。

 

2025年6月18日 (水)

映画「フロントライン」を観てきた。ダイヤモンド・プリンセスで新型コロナウイルスの集団感染が発生した件を時系列と複数人を単独にするくらいの脚色で描く。DMATやクルー、厚労省の皆さんがどれだけすごいことをされていたかに頭が下がる…一方当時のマスコミのひどさも描く

複数の人物がやったことを1人にしたり、時系列を入れ替えたりした以外は事実に基づくお話だそうで、

エンドクレジットで関係者の皆さんが脚本監修をされていた。

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報道されていることしか知らなかったので、裏側はこうなっていたのかと驚く。

DMATの皆さん(本来は感染症で出動しない)やダイヤモンドプリンセスのクルーの皆さんがまったくウイルスについての情報がない中で、乗客を助けようと自分の危険も顧みず大変な苦労をされていたのに本当に頭が下がる。

デュポンの防護服タイベックも本当に久しぶりに見た。

あのドアのシーンとか、兄弟のシーンは泣けるし、悪く言われることの多い厚生労働省の皆さんも必死で動かれていたのがわかった(って御上先生みたばかりなので松坂桃李さんが別の省庁の人に見えたり)。

マスコミは当時からひどかったし、動画の件完全にわすれていたけどそういうのあったなと思い出す。SNSも無責任な憶測や批判が多かった。

で結局そのあとコロナウイルス大流行になったわけで、そういう批判していた人も多く感染したとか考えるとなんかやりきれない。

(私はかかってない)

 

2025年6月 7日 (土)

映画「国宝」を観てきた。壮絶だった…生まれの違う2人(吉沢亮さん、横浜流星さん)がジェットコースターのように人生を交互に昇降していく。歌舞伎のシーンの説得力がすごかった。渡辺謙さんはやはり怪物。といえば少年時代の吉沢さん役はあの「怪物」に出てた子だった。

原作読んでから観に行こうかな、と思っていたが吉沢亮さんの林先生インタビューを見たのでがぜん観に行く気になっていってきた。

国宝展も大阪、奈良、京都に行ったばかりだし。

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本当に壮絶な話だった。極道の家に生まれ、親を殺され歌舞伎の家に引き取られた喜久雄と、その家の長男の俊介が互いに歌舞伎の女形として稽古をしていき、最初は実の兄弟のように仲良くしていたがある出来事から崩れ始める。

そこから2人の人生は交互に一方が頂点なら一方がどん底、をジェットコースター(というかサイン・コサインを同時に描いたグラフ)のように繰り返していく。

最後の方でようやく和解と思ったらまだ不幸が…

とにかく歌舞伎の練習がすごくやられたのがよく分かって嘘くささがない、説得力が段違いだった。同じ題目をやるのも若い時と年取ったときで変えてたり。ジョーカーを思わせるシーンもあった。

そして渡辺謙さんや田中泯さんの演技はまさに化物だった。

それはそうと喜久雄の少年時代の子、どこかで、、、と思ったら途中で気付いた。「怪物」に出ていた子役さんだ。ものすごく顔が整っているので印象に強く残っていた。

で一番気になるのは、森七菜さんあの後どうなったの???

2025年5月23日 (金)

NHK 映像の世紀バタフライエフェクト AI 未来を夢みたふたりの天才を見てメモ。アラン・チューリングとフォン・ノイマンの二人のことで、マービン・ミンスキー、ジョン・マッカーシー、ニューラルネットワーク、ディープ・ブルーそしてデミス・ハサビスが出ていた。

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025051927557

2023年3月、30代の男性の自殺が報じられた。男性は死の直前までオンラインチャットをしていた。相手はイライザ。アメリカの新興企業が開発した対話型人工知能だった。6週間やりとりを続けた後、妻子を残して自殺した。

アラン・チューリングの言葉より

「人間の心の動きを忠実に再現した機械を作ることはできる。それは時に興味深いことを言い、時に過ちを犯す、人間のような存在になるだろう」

75年前、イギリスの天才数学者アラン・チューリングは、考える機械、人工知能が生まれる夢を持った。

その夢を引き継いだのは人間のふりをした悪魔と言われた天才数学者ジョン・フォン・ノイマン。

ノイマンはマンハッタン計画に参加し原爆の誕生にかかわっただけでなく、現在につながるコンピュータの基本設計を考案した。

フォンノイマンの言葉より

「私は今、爆弾よりもはるかに重要なものについて考えている。私はコンピュータについて考えているのだ。」

二人が描いた未来は、コンピュータの爆発的進化とともに現実に近づいていく。開発者は困難を打ち破り、考える機械、AIの道を切り開いていった。

アラン・チューリングの言葉より

「世紀の終わりには、もはや当然のように機械は考えることができると言えるようになるはずだ。そしてあらゆる知的な境域において機械は人間と競い合うようになるだろう」

ーーーー

ふたりの天才がいなければきっと今はなかった。

ーーーー

映画イミテーション・ゲーム、第二次世界大戦下で極秘任務についた一人の数学者を描いている。

与えられたミッションはドイツ軍の暗号、エニグマの解読。それを解読できるとしたら、、、アラン・チューリングだった。

ドイツはUボートによる奇襲攻撃で民間船を沈没させ、イギリスは物資の不足に悩んでいた。

ドイツ軍はエニグマを使って暗号化し、縦横無尽に攻撃していた。それは解読不可能と言われていた。アルファベットの26文字から、3枚の歯車と10本のケーブルを組み合わせて暗号化する。

さらに毎日設定を変えており、一京の一万倍の組み合わせがあった。イギリスにとってエニグマの暗号解読は戦争の行方を左右するものだった。

チューリングが足掛かりとしたのはポーランドで開発された暗号解読器。この改良に半年を費やし、36機のエニグマの動きを再現することで自動的に解読する「ボンブ」を作り上げた。

通信文の解読でUボートの位置を把握し、撃沈できた。一人の天才が戦争の流れを変えた。

チューリングの同僚の言葉より

「戦争が始まったときエニグマを解読できると思っていたのはおそらく2人だけだった。絶対に解読しなければと責務に追われた我々の上司と、それを解読するのはとても面白そうだからという理由で参加したチューリングだった。」

アメリカ ニューメキシコ州。一人の天才科学者が戦争の行方を決定づける発明に取り組んでいた。原子爆弾の開発に携わっていたジョン・フォン・ノイマンである。

数学、物理学、流体力学で天才の名をほしいままにていた。ノイマンはプルトニウム型の最大の難関だった爆薬の配置を設計し(爆縮レンズだ!)核分裂を制御する計算を半年かけて導いた。

フォン・ノイマンの言葉より

「われわれが今作っている怪物は、歴史を変える力を持っている。科学者が科学的に可能であることを実現しないことは倫理に反するのだ。その結果どんなに恐ろしいことになるとしても」

ーーー

原子爆弾は完成の1か月後長崎に落とされ、7万人以上の命をうばった。

巨大な人工頭脳がペンシルベニア大学で動き始めた。

アメリカ陸軍はコンピュータの開発も進めていた。弾道計算のためのコンピュータ、ENIACが完成する。1万8000本の真空管を制御して毎秒5000回の演算が可能だった。

ノイマンはエニアックに可能性を見出した。

フォン・ノイマンの伝記より

「その出会いが彼の人生を変えました。エニアックは爆弾を作る道具としての有用性をはるかに超えて全く新しい構想をノイマンに与えたのです。」

ノイマンは戦前、プリンストン大学に留学していたチューリングと出会い、その論文に影響を受けていた。

チューリング・マシンとよばれる仮想の機械について提唱していた。与えたプログラムに応じて様々な計算ができる万能計算機。

この概念を形にしたのがノイマンだった。ノイマンはエニアックの致命的な欠点を改善しようとした。

エニアックは計算の内容に応じて6000個のスイッチやケーブルを切り替える必要があり、人為的ミスで計算間違いが多かった。

ノイマンは計算の命令を手動ではなくプログラムとして内蔵できる新しいコンピュータを設計する。ENIVACだ。

現在のコンピュータに繋がる設計図がこのとき生まれた。

同じころイギリスでもコンピュータの開発が進められていた。2^127-1が素数かどうか人間なら6か月かかる計算を25分でできる。

しかしその開発の主役はチューリングではなかった。1952年、あるニュースが報じられた。チューリングが男性とわいせつな行為をしたという理由で同性愛の罪で逮捕され、有罪となり、ホルモン治療を受けさせられた。同僚、I.J.グッドは当時をこう振り得っている。

「チューリングが同性愛者であったことは戦後まで知らなかった。もし暗号解読の任務中にこの事実を知られていたら彼は解雇され、その結果私たちは戦争に負けていたかもしれない」

逮捕の2年後、チューリングが自宅で死亡しているのが発見された。部屋には青酸カリの入った瓶とかじりかけのリンゴが残されていた。

死の4年前、チューリングは重要な論文を残している。人間の思考は数学的な計算に置き換えることができ、高性能のコンピュータができれば考える機械が誕生すると予見した。

チューリングの遺産が人工知能研究への扉を開くことになる。

アラン・チューリングの言葉より

「これは将来の予兆である。新しい可能性に到達するには何年もかかるかもしれないが人間の知性が必要とされる分野にそれが進出して人間と対等に競うことになったとしても不思議ではないだろう」

ーーー

戦後、水爆の開発を主導したのもノイマンだった(いやテラーじゃないの?)。ソ連を攻撃すべきか否かはもはや問題でない。問題はいつ攻撃するかだ。明日爆撃するというならなぜ今日爆撃しないのか?今日の5時に攻撃するというならなぜ1時にしないのかと言いたい。

スタンリー・キューブリック監督の「博士の異常な愛情」。登場する科学者はノイマンがモデルともいわれる。

ノイマンは人間のふりをした悪魔と呼ばれるようになっていた。

ノイマンの設計したコンピュータは水爆の核融合反応を計算するのは使われた。プログラム内蔵型コンピュータ、IASマシン。

科学史家ジョージ・ダイソンの言葉より

「人間の発明品のうち、最も破壊的なものと最も創造的なものがまったく同時に登場したのは偶然ではなかった。」

しかしノイマンの興味は脳に移っていた。1950年代。脳の神経による情報伝達の仕組みが解明されようとしていた。ノイマンはニューロンのネットワークが情報を伝える手段が電気信号であることに着目した。

フォン・ノイマンの言葉より

「脳の神経系とコンピュータを比較することは極めて興味をそそる楽しいことです。その仕組みには類似性がある。」

ノイマンは脳を計算機としてとらえ、その機能を数学的に分析しようとした。しかしその研究は未完に終わる。

1956年、ノイマンは大統領自由勲章を受章した。このときノイマンはガンに侵されており、翌年息を引き取った。

ともに水爆を開発したエドワード・テラーはノイマンの最後を語っている。「多くの人々が不思議に思っていた。ノイマンの頭脳はなぜあれほど早く効率的に機能したのかと。病院を訪ねるたびに彼は私と議論しようとしたが、彼の脳はもはや以前のように機能することはなかった。彼は「知性を失う」ということに他のどんな人間よりも苦しめられたことだろう。」

チューリングとノイマン、2人の未完の研究は数十年後大きく世界を変えることになる。

トランジスタの発明だ。真空管が指先ほどのトランジスタに置き換わった。コンピュータもトランジスタ式(608がでてる)に置き換わった。

巨大だったコンピュータは小さく高性能になった。

1956年ダートマス大学に科学者たちが集い、ある会議を開いた。彼らはここで、人工知能 AIという言葉を初めて提案しその研究が始まった。

考える機械を作り出すことが目的だった。

アラン・チューリングの言葉より

「人間の心を模倣しようとするならば心が成長するプロセスを尊重しなくてはならない。子供の心を模倣するものを作ったらどうだろう。これに教育を受けさせれば大人のように考える脳が実現するだろう。」

人工知能研究の第一人者の一人、マービン・ミンスキー。人間の子供が経験を通して成長するプロセスを機械で再現しようとした。

コンピュータに自ら積み木をさせる実験の映像が流れる。

ミンスキーの言葉

「分かったのは人間にとって難しいことが機械には簡単で、人間にとって簡単と思えることが機械には難しいということだった」

さらに研究者たちが注目したのは脳の神経、ニューロンが学習する仕組みだった。

脳の神経回路が学ぶ仕組みをコンピュータで模倣する。ニューラルネットワークと呼ばれる研究が始まった。

たくさんの写真を読み込ませ、男性か女性かの正解を教えることで学習していく。

60年代後半、限界がささやかれ始めた。当時は計算能力が不足していた。チェスもアマチュアの試合で善戦する程度。

莫大な政府予算が投入されたが成果が出ない人工知能研究は批判されていく。

ジョン・マッカーシーが答えていた。非常に厳しいと。しかしこの分野は自分はいなくなっても成長すると。

そこから長きにわたる冬の時代を迎えた。

しかし1997年、計算能力を飛躍的に上げたスーパーコンピュータが現れた。IBMのチェス用、ディープブルーがチェスの王者に勝った。

しかしまだ考える機械とは程遠い。

ジェパディというクイズ番組でIBMが開発した人工知能、ワトソンがクイズチャンピオン2人に挑んだ。

ウェブサイトや書籍などさまざまな画像をワトソンに読み込ませ、過去の数十万の問題で猛特訓した。

間違いを繰り返す中で重要なキーワードを見つけだせるようになっていた。そしてチャンピオンに勝った。

それは人間が手取り足取り教育を重ねたうえの勝利だった。自ら進化する人工知能を目指して開発は続く。

2016年、AlphaGoが登場した。世界最強の囲碁棋士に挑む。この8年後ノーベル賞を受賞したデミス・ハサビスが開発を主導した。

10代のころから天才プログラマーだった。

脳の仕組みをコンピュータで模倣した。直感力を持たせようとした。数多くのデータを学習させ、また人工知能どうしで対局させた。

そしてイ・セドルに勝った。

そして2024年、デミス・ハサビスはAIの開発者として初めてノーベル化学賞を受賞した。受賞理由はアミノ酸の配列からタンパク質の立体構造を予測するAIを作ったこと。

デミス・ハサビスはチューリングマシンはこれまで考えられていたことよりもはるかに多くのことを成し遂げる可能性があると語った。

中国のdeepseekもあらわれ、AI開発競争が繰り広げられている。日々、爆発的な進化を遂げている。

2022年、Gopgleが開発したLaMDAが物議をかもした。意識を持っていると開発者が言ったのだ。

アラン・チューリングの言葉より

「神が機械に魂を授けることなどないと言い切れるだろうか。このような機械を作ろうとするとき、私たちには神のように魂を創造することはできない。むしろ私たち人間はその魂の入れ物を提供するための道具に過ぎないのだ」

ーーーーーー

しかしフォンノイマンはパラメータの多い理論が嫌いで、

(パラメータが4つあったら象だって描けるし、5つありゃ象の鼻を動かせるわ!)

と言ったという話なので今のパラメータが多いAIについては苦々しく思っているのかも…

本当のところはパラメータいくつで象の絵が描ける? -フォンノイマンとWolframAlpha

Elephant

2025年5月17日 (土)

ミッション インポッシブル/ファイナル・レコニングの先行上映をIMAXで観てきた。すごかった!陸海空で体を張るトム・クルーズが仲間と同時にピンチの連続。過去作からびっくりの人も出演。ただ重要デバイスが電子工作のオペアンプみたいなのとソースコードを変な意味で使ってる。

I劇場満席でした。さすが超人気作品。IMAXで見ると最初にちょっとサプライズがあります。

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とにかくトム・クルーズが体を張りすぎるほどに張る。深海のシーン(もう死にそう)や空中のシーン(風圧で顔が崩れてもリアルにやる)がとんでもない。でとにかくピンチの連続で、しかもチームと別行動のときはそれぞれでピンチ。まったく息つく暇もない。

またトップガンを思わせるシーンもあったり。そういやドガどこかで見た…と思ったらトップガンマーヴェリックにも出ていた。

5秒で消滅も最後に粋な使い方してたり。

ストーリーはどうでもよくてとにかく楽しめる作品なんですがとても気になったこともある。

まず、重要デバイスがどうみても電子工作のオペアンプ、しかも紙フェノール基板みたいなものにはんだごて実装。その人が5次元のなんちゃらメモリを作るのか?

もっと気になるのはエンティティはどこが本体?

そもそも深海では無線が使えない(と本編でも出る)し、もちろん有線もできないので潜水艦の中にいたらネットワークに繋げられない。

どうやって世界のネットワークに入ってるのか?しかもソースコードってどういう話…バイナリとかじゃなくて?

意味が分からないので、勝手に話を補間すると…

・エンティティ本体は地上のロシアの基地のコンピュータ内に最初にいた。潜水艦のはそのコピー

・ただしソースコード(一瞬映ったがロシア語だった)があるのは潜水艦なのは確かでエンティティはそれを解析されたくない

・毒薬はそのソースコードを解析し、ウイルスのような形であのオペアンプのような装置で無線でネットワークに繋がって感染し、5次元なんちゃらに入るように誘導される。

ことくらい?

しかしどう見ても最終作なんだけどどうするんだろう。

 

2025年5月 3日 (土)

「サンダーボルツ*」をIMAX(カウントダウンでまず驚く)で観てきた。ダメダメな元ヴィランたちがヒーローとチームになった瞬間はグッとくる。でも最後に一杯食わされるのも面白い。サンダーボルツの名前の由来も面白いが*の意味は…ああそういうことか!本当にそうするの?

IMAXの大画面で観ようと109シネマズ大阪エキスポシティまで。

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カードもらった。

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IMAXは最初にカウントダウンが入るが、そこでまず驚く。

で、出てくるのがアヴェンジャーズでヴィランだった連中で、さらにダメダメになっている。

だが戦うのがもう宇宙人とかじゃないのも新鮮。裏切られ、消されそうになり仕方なく協力しあう。

そこでボブという何の能力もなさそうな青年と一緒になるが…これがポイントなので書かない。

ただそういう連中が人々を助け、チームでありヒーローになる瞬間があってそこはグッとくる。

でも最後はまあ一杯食わされる…相手の方が上か。

サンダーボルツの名前の由来がわかるが最後に*(アスタリスク)の意味も分かる。これはやっぱり上付きの*だな。

でも本当にそうするのか?

本物のキャップがどう思っているかもポストクレジットでちゃんと描かれるし、意外な作品とクロスオーバーするのも面白い。もちろん帰ってくる。

 

2025年4月26日 (土)

マインクラフト/ザ・ムービー(字幕版)を観てきた。こんなのどうやって映画にするんだと思ったがかなり面白かった!超頼りないジェイソン・モモアと久しぶりに歌が聴けたジャック・ブラックの掛け合いは笑えるし、電子工作できる弟とか、そして何故かタイトル回収シーンもある。

なぜか英語タイトルがA Minecraft Movieなのに日本語でマインクラフト/ザ・ムービーとなっている。

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それはそれとしてかなり面白かった。まず現実パートの人間が胡散臭すぎる。

あんまり他では見られない超頼りないジェイソン・モモアが見られるし、

大好きな映画、スクール・オブ・ロックのジャック・ブラックが歌ってるし(だから吹き替えでなく字幕にした)、

その2人の掛け合いが笑える。

一番おかしいのは副校長だった…そして弟のなりたいのはロケット科学者(字幕ではロケットが消えていた…)で電子工作もできる。

お姉さんもかわいい。

マインクラフトパートもお約束シーン(トランスフォーマー?とかスターウォーズみたいな)が満載で、

なんとタイトル回収シーンが出てくる。

後日談も最後についていてよかった。もうすでに興行収入1000億円超えてるそうだし、お勧め。

 

2025年4月 2日 (水)

映画「Flow」を観てきた。洪水に襲われた世界の一匹の猫のお話で、セリフ一切ないが面白かった!ピンチに次ぐピンチの中、仲間ができたと思ったらトラブル。アカデミー賞長編アニメーション受賞も納得。エンディングは私の解釈と監督のインタビューが全然違った…

ずっと観に行きたいと思っていてタイミングが合わず、ようやく観られた。面白かった!

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一切セリフは無くて鳴き声だけだが、最後の方はもうしゃべってるようにしか聞こえない。

ピンチに次ぐピンチ、そしてたまに笑かせて来たり仲間ができたり。全く予想できない展開だった。

エンドクレジットでmovie made with Blenderが出てきたのもおおっと思ったり。

そして謎のシーンがたぶん2つあって、

1.鳥(ヘビクイワシらしい)はどうなった?いや死んでいるのは分かるがあの場面は実物?霊体?

2.エンディングの水。私は、エンドクレジットの後、クジラ?が生きてた?のと最初の洪水の前には大量のシカが逃げていたから、もう一回洪水が来たんだと思った。で皆は…?

でも監督インタビューによるとこうらしい。なるほどそっちのほうがいい。

Flow Movie Director Confirms What We All Suspected About the Ending

2025年3月31日 (月)

映画「教皇選挙」を観てきた。封鎖された礼拝堂でおじさんたちが次の教皇を選ぶだけのはずなのにとんでもなく面白い。謀略、野心、妬み…人は死なないけどミステリだ。ある驚く場面の後、ようやく教皇が決まるが、まだその先に驚きがある。アカデミー賞脚色賞も納得。

ものすごく評判がいいので観てきました。面白かった!観客の入りもすごかった。

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最初から電波の遮断はするわ、レーザー盗聴器(ガラスにレーザーを当てて振動を披露)も警戒するほど徹底的に秘密であることがわかる。その秘密の隔離された空間で、くせものぞろいの枢機卿たちが野心と謀略を巡し、次の教皇に選挙で選ばれようとする。

とにかく人は死なないけどドキドキする場面が多い。全員悪人に見えてくる。

こんなの絶対選べないのでは?と思っていたらある驚くシーンがあって、それがきっかけになって教皇が決まるが、それで終わりじゃなかった。

最後に驚きの展開。これはお勧め。

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