書籍・雑誌

2021年7月24日 (土)

四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニングを読んだ。人工知能科学×館ミステリ!セガで話題になった四元数、、、ではなかったが、しおりが凝ってる。そしてもうなんでもありのトリック!確かに最初のほうからヒントを言ってるし。

セガが「虚数なんていつ使うんだよ」という疑問に答えたこれがあって、

クォータニオンとは何ぞや?:基礎線形代数講座

最近四元数がポピュラーになった?と思っていたら「四元館の殺人 探偵AIのリアル・ディープラーニング

」が出た。探偵AIシリーズ3作目。

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しおりがAIとIAのグッズになってて凝ってる。

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ただ四元数じゃなかった、、、四元素論のほうでした。

あらすじは

「犯人AIである以相は電脳空間で犯罪オークションを開催した。落札したのは従姉を殺され復讐を誓う少女。以相のたくらみを阻止すべく探偵AIの相以と助手の人間!輔がたどり着いたのは奇怪な館、四元館だった。連続する不可思議な殺人事件。人工知能の推理が解き明かす犯人とは、、、」

というもの。吹雪の山荘ものや嵐の孤島ものではあるが、作者があの早坂吝さんなので、そんな普通のトリックではない。

逆に何を言ってもネタバレにならないような気もする。まあ最初の方に水平線効果を始め、大抵のネタはそろっていると言えばそろっているが、まさか館ものの大ネタをこんな形で実現するとは、、、

 

で食べられるロボットって本当にあるんだ!

https://project.nikkeibp.co.jp/mirakoto/atcl/robotics/h_vol33/

この辺を参考にされたのかな。

https://www.shintakelab.net/research/actuators

http://www.kawamoto.mech.waseda.ac.jp/kawa/researches/actuator.html

 

2021年7月15日 (木)

「夫の骨」を読んだ。9つの短編集だが、どれも家族の秘密(特に女性)を描いた結末が予想できないもので、最初から最後まで嫌なもの、最初嫌だけど救いがあるもの、などバラエティに富んだ9編。日本推理作家協会賞受賞も納得。

突然亡くなった夫の遺品を整理するうちに乳児の骨を見つける、、、という表題作を始め、振り込め詐欺にひっかかったおばあちゃんの話、と思いきやさらに裏がある話、妹に劣等感を持つ姉だが実は、、、や引き込もりの娘がダムに捨てたかったものは?などバラエティに富んだ9編の短編集。どれも読んでて苦しくなるようなお話で、ストーリーと文章がすごい。女性の描き方が特に。

矢樹純『夫の骨』(祥伝社文庫)が 第73回日本推理作家協会賞・短編部門受賞!

ということで去年からようやく注目された作家さんだったというのを知らなかった。また別の作品も読んでみたい。

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2021年7月14日 (水)

玩具修理者(小林泰三さん)を読んだ。わずか数十ページで衝撃を受けるタイトル作とか量子力学の波動関数の収束!がテーマになっている「酔歩する男」(こんな状況になったら絶対やな作品)収録。

ドロシイ殺し、を読んで、玩具修理者と繋がっているということで(怖そうで読んでなかった、、、)今回読んでみた。

表題作のあらすじは「玩具修理者はなんでも直してくれる。どんな複雑なものでも。たとえ死んだ猫だって。壊れたものを全部ばらばらにして、奇妙な叫び声とともに組み立ててしまう。ある暑すぎる日、子供の私は誤って弟を死なせてしまった。親に知られずにどうにかしなくては。私は弟を玩具修理者のところに持っていくが、、、」

というもの。もう玩具修理者の修理方法がぐちゃぐちゃどろどろ、弟の治し方も、、、だが一番恐ろしいのは最後のページ。

ああ、そうくるのか、、、とぞっとする。

でもう一作衆力されているのはなんと!量子力学の波動関数の収束、観測、時間は連続か離散的か?などの物理をモチーフとした酔歩する男。

これは魔物や悪魔が出てくるよりはるかに恐ろしい、、、

ドロシイ殺しで、あれ?これ何?と思った疑問が全部この本でわかるので、先にこっちから読むのもお勧めかも。

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2021年7月13日 (火)

ドロシイ殺し(故・小林泰三さん)を読んだ。アリス殺しシリーズ第三弾。今回はオズの魔法使いだが、オズの魔法使いってこんなにシリーズ作品が出てるのをそもそも知らなかった。しかも動機がある意味実話に基づいているとは、、、また別の作品とのリンクも。

衝撃のプロットだったアリス殺しが、まさか一発ものではなくて3作も続けられるとは、、、こんなすごい作品を書いた小林泰三さんがお亡くなりになったのはとても残念。

今回はオズの魔法使い。あらすじは

「ビルという名前の間抜けな蜥蜴となって不思議の国で暮らす夢を続けてみている大学院生の井森は、その晩、なぜか砂漠を彷徨う夢の中にいた。干からびる寸前のところを少女ドロシイに救われ、エメラルドの都にある宮殿へと連れていかれるものの、オズの国の支配者であるオズマ女王の誕生日に起きた密室殺人に巻き込まれてしまう」

というもの。夢の世界の住人の地球での姿アーヴァタールが誰か?というのももちろん殺人に関連しますが、今回は、、、ああ最初の方のあるシーンがヒントになっていたのか。書いてある通りに読んでいて(確かにちょっと違和感はあったと後にして思いますが)気づかなかった。

それより、最後にオズの魔法使いの解説が乗ってますがそれが驚く。映画はわずか最初の方の作品の映像化で、まだまだ小説は続いていたとか、映画の主役、ジュディ・ガーランドについてとか。

そこまで読んで動機に後で驚く、、、という。思わず検索してしまった。

小林泰三さんらしくかなりグログロなシーンも出てきます。しかもΑΩと同じく、ある別の作品とのリンクも。

私その本買ってるんだけど、ホラーということでちょっと読むのを躊躇してたんですよね。読んでみよう。

しかし次のティンカー・ベル殺しで最後になってしまうのは本当に残念、、、

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2021年6月26日 (土)

集英社のナツイチキャンペーンでマグネットタイプの猫しおりもらった。これは便利そう。

米澤穂信さんの「本と鍵の季節」の集英社文庫を買ったらついてきました。20210620-163629 20210620-163636

一見小さいなと思ったらマグネットで2つ折りにするタイプ。これは便利そう。

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なぜか檸檬にはさんでみました。

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2021年6月23日 (水)

名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート(歌野晶午さん)を読んだ、、、と冒頭から、あれ?これ読んだことある、、、と思ったら!舞田ひとみ11歳 ダンスときどき探偵、が改題して出版社変えて再版されてた。再読しても面白いです。

完全に新作だと思っていた、、、が加筆もされているということで再読も面白かった。

イングヴェイ・マルムスティーンとかヤマハのGX-1はなかったが、に笑う。私もドンピシャの世代だったり。

そして6篇の短編集ですが、全部繋がりがある話で、

とくに

「いいおじさん、わるいおじさん」→「いいおじさん? わるいおじさん?」

の流れの最初の印象を次の話で完全に打ち消すのがすごい。

あとイヤミスな「金、銀、ダイヤモンド、ザックザク」も。

一番驚く真相は最後のクラス全員の靴が盗まれる「そのひとみに映るもの」ですね。

一度読んだ人も面白いと思います。

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2021年6月20日 (日)

黒百合(多島斗志之さん)を読んだ。予備知識なく帯にひかれて読んだが、その通り100%騙された。ああ、それで阪急か、、、

兵庫県出身の私には六甲、芦屋や阪急(この本の中では宝急)の駅がいろいろ出てきて懐かしかったり。

でもそんなことより真相。確かに思っていたのと全然違う!騙された!これは確かにだまされるわ、、、

あらすじは「六甲の山中にある、父の旧友の別荘に招かれた14歳の私は、その家の息子で同い年の一彦とともに向かった池のほとりで、不思議な少女・香と出会った。夏休みの宿題のスケッチ、ハイキング、育まれる淡い恋。」という青春小説の六甲山パートと、

それよりはるか以前、ある登場人物の過去のお話が挟まれるパートがあります。

が、その人物が誰か?というのが騙されるところ。これはわからないわ、、、

まあ、阪急・宝塚、というのがヒントではあるが、ミスリードっぽく、これはあの人に違いない、と思っては違ったりするところがたくさんある。なかなか面白かった。

あと解説で、お話にも出てくる人のモデルである小林一三さんがミステリ小説を書いていた話が出てきてびっくりします。

 

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2021年6月 5日 (土)

待ちに待ったアンデッドガール・マーダーファルス3を読んだ。期待通りめちゃくちゃ面白かった!人外・怪異・物の怪総出演のキャラものでもあり、超燃えるバトルものでもあり、何より青崎有吾さんらしい論理ミステリでトリック(と動機)に驚く!

2の発行から5年近く、、、ずっと待っていたがいつまでも出ないのでもう書店で探すことも忘れてた、、、ら!新刊が出ていて速攻で買った!

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怪物専門の探偵、鳥籠使い一行(首だけの不死の美少女、輪堂鴉夜と半人半鬼の青髪の青年、真打津軽、そしてメイド服で特殊な武器、絶影を使いこなす馳井静句)が今回向かうのは2巻の最後で明らかになった人狼の居場所。

あらすじは、「闇夜に少女が連れ去られ、次々と食い殺された。ダイヤの導きに従いドイツに向かった鴉夜たちが遭遇したのは人には成しえぬ怪事件。その村の崖下には人狼の里が隠れているとの伝説があった。一体少女たちを殺したのは人狼なのか、、、夜宴(バンケット)とロイズも介入し、そして、、、」

というもの。

これ、出てくるキャラ出てくるキャラ全部濃くて、キャラ立ちがすごくてキャラものでもある。が、バトルもすごくて、特に

津軽の酔月、静句の厳島(必殺技に名前がついてるのがいい)がかっこいい。最後の最後の津軽と犯人とのバトルも、あーなるほどー!と手を打つほど。あと今回は静句が脱がされ過ぎるくらい脱がされてる、、、

それよりなにより、さすが青崎有吾さんなんで論理ミステリの部分が面白い。トリックはよく知られている(○○館の殺人とか)ものを人狼と人間ならではの話に拡張していてすごい。動機も(これ動機が分かっていたらトリックも最初からわかるというもの)。

あとで読み返しても全部ちゃんとヒントは書かれていたフェアなトリックだし。

そして事件解決後に現れる新キャラ、そして2巻でも出てきたあの人たちも最後の最後に、で4巻が楽しみ(今度はもうちょっと早く、、、でも裏染天馬シリーズも早く、、、)

 

2021年5月13日 (木)

マイクロ波工学 第4版(David M.Pozar)を買った。あのMicrowave Engineering 4th edition の邦訳。高周波(マイクロ波、ミリ波)でいい教科書ないですか?日本語で!と聞かれてずっと「ない」と言っていたのがこれからはこれを読め!と言える。

昔は小西さんの本とか(まあ元ネタはいろいろ今ならわかりますが)それなりの数の高周波の教科書が書店に並んでいたことがあった、、、が、今はあまりないし、あってもちょっと初歩的すぎる?というのもばかり。

で、高周波(マイクロ波、ミリ波)でいい教科書ないですか?と聞かれることが多いのだが、

洋書ならPozarのとか、と言ってたら日本語じゃないと読めないと言われ(!)

じゃあ「ない」と言ってた。

スマートフォンの時代になってから完全に日本は高周波技術で立ち遅れたからなあ、、、

まあないだろうな、と思っていたらたまたま書店で見つけた。

これ!

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おお、PozarのMicrowave Engineering 4th edition が邦訳されてた!早速買った。

もちろん、今の時代(5Gとか)から見ると古いところも多いですが、すべての基礎はここから。

これ全部読んどけば大抵の新技術にはひるむことなくついていけると思う。

難点は高いことだけ、、、

 

2021年4月 7日 (水)

高校事変Xを読んだ。もう魁男塾とかドラゴンボールとかそんな感じになってるな。。。そして次巻ではおそらく松岡作品の全ヒロインが集合すると思う。

前に原爆まで出てもう「強い奴のインフレ」(by さるマン)に行きついたこのシリーズですが、ラスボスを出したのと、敵を傭兵にして舞台を海外に移して結衣が勝てない感を出してリセットされてます。が、2km走るだけで対応してたりするので、ドラゴンボールの精神と時の部屋に入ったようだ、、、それと、本作で「探偵の探偵」との繋がりがはっきりしました。

あらすじは

「慧修学院高校3年の生徒たちが国際交流のためにホンジュラスを訪問。そのさなか、メキシコの過激派組織ゼッディウムに襲撃される。背後には結衣の兄、架禕斗(この漢字出せないよ、、、)の姿があった。そのころ日本では、凛香の母親の市川凛(これが探偵の探偵で出てきた悪人)が怪しい動きを、、、」

というもの。ラスボスが兄弟姉妹というのはたまにありますが、確かに行きついた結衣の強さに対抗しようと思うと兄弟姉妹を出すしかないという納得の展開。そして探偵の探偵と結びついたことで、これも探偵の鑑定のような感じで次のお話、松岡作品の全ヒロイン(万能鑑定士Q,水鏡推理などなど)でそうな雰囲気。この本も最後に過去作品の最新作の宣伝も出てます。千里眼の復活も。

さすがを「小説家になって億を稼ごう」を書いた松岡さんで売り上げが上がる方法を知ってますな。

 

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