「怪物の木こり」を読んだ。浜辺美波さんが絶賛していて気になったので。これは面白かった。連続殺人鬼と怪物の闘いというのはその通りですが、フェアな推理ものの要素もあり。
浜辺美波さんがこの本について、殺人鬼と怪物の戦いで、脳が抜き取られていてどっちにも感情移入できなくてそれが面白いといっていたのをテレビで見た。
その時から気になってましたがようやく読めた。いやー、これは確かに面白いわ。
あらすじは
「良心の呵責を覚えることもなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの辣腕弁護士、二宮彰。ある日、彼が仕事を終えてマンションに帰ってくると、突如怪物のマスクをかぶった男に襲われ、斧で頭を割られかけた。九死に一生を得た二宮は男に復讐を誓う。一方、そのころ頭部を開いて脳味噌を持ち去る猟奇殺人が世間を賑わしていた。。。」
というもの。完全にホラーっぽいあらすじだが、実はなぜ脳を持ち去るかが明らかになってから一気にミステリに。
(それはネタバレなのでかきません)
だいぶ前の方にちょっとだけ書かれていた何も関係なさそうな事柄が実は犯人につながっていた!とか、
二宮が怪物の正体に気付いた論理が!
とか本格的な推理ミステリだ!面白かったです。この作者の倉井さんの作品次も読みたい。
しかし一番ヤバいのは二宮の友人の医者だよな、、、生粋だし、、、
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