書籍・雑誌

2026年6月11日 (木)

ゼロから作るDeep Learning 6 LLM編を買った。めちゃくちゃわかりやすい。事後学習がこんなに重要とは知らなかった。KVキャッシュって何やってるか等も。Interface誌の7月号特集が作りながら学ぶTransformer/LLMなので一緒に読みながらだとより理解が深まる。

ゼロから作るDeep Learning 6 LLMを買った。非常にわかりやすい本。

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AttensionやTransformerのことはうっすら知っているものの、なんで次の単語予測器がこんな会話ができるようになるのか、が全然わからなかったが、事後学習(SFT)でやりとりを教えることでできるようになることを初めて知った!実際にCodeBot、StoryBotなどを作りながら進めるのでとてもわかりやすい。これもうっすら知っているMoEやKVキャッシュについてもなるほどこういうことかと納得。

CQ出版のInterfaceの2026年7月号も「作りながら学ぶTransformer/LLM」で内容が被るものも多く、合わせて読むとよりわかる。

こちらは最新のアーキテクチャなども紹介されていて参考になる。

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2026年5月26日 (火)

「さよならジャバウォック」(伊坂幸太郎さん)を読んだ。面白かった!途中で感じた違和感、発言、伏線が終盤で怒涛の如く解決・回収されるのはお見事。確かにそう言ってた!の連続。そしてビートルズ、消防ベルで検索して曲名を知る。

これは全く予測できない展開で面白かった(全然違う真相を想像していた)。

20260521-110339

あらすじは

https://fr.futabasha.co.jp/special/sayonara_Jabberwock/

「結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。
彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。
そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。
夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。
もうそろそろ息子の翔しようが幼稚園から帰ってくるというのに…。
途方に暮れていたところ、2週間前に近所でばったり会った
大学時代のサークルの後輩・桂凍朗が訪ねてきた。
「量子さん、問題が起きていますよね? 中に入れてください」と。」

というもの。ジャバウォックとはなに?ということからその除去を行う破魔矢と絵馬の夫婦、過去に不適切発言を起こして引退した歌手、などなど様々な出来事がどう関係している?と思ったら終盤でバババババと解決される。
あー、確かにそういっていたーとかびっくり。

ネタばれないように話には触れないですがとにかく面白かった。

出てくる曲はビートルズ、消防ベルで検索すると出てくるこれみたい。

 

2026年5月 8日 (金)

「仕掛島」(東川篤哉さん)を読んだ。面白かった!全く想像もしていなかった仕掛けだった。(子供のころ持ってたなあとか)プロローグの真相にも驚きだが、それらのヒントが東川さんらしいユーモアたっぷりの文章に仕込まれていたとは。

東川さんの本を読むのは久しぶり。面白かった!館島の続編にあたるものでした。

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横溝正史+島田荘司に東川さんらしいユーモアあふれる文章で面白い。

あらすじは

岡山の名士が亡くなり、遺言に従って瀬戸内の離島に集められた一族の面々。球形展望室を有する風変わりな別荘・御影荘で遺言状が読みあげられた翌朝、相続人の一人が死体となって発見される。折しも嵐によって島は外界から孤絶する事態に。幽霊の目撃、鬼面の怪人物の跳梁、そして二十年前の人間消失――続発する怪事の果てに、読者の眼前に驚天動地の真相が現出する!

というもの

とにかくびっくりの殺害方法で、でもよくよく思い出すと文章の中にそれとなくヒントが紛れていることがわかる。

この仕掛けいくつか子供のころ持っていたなとか思い出す。

プロローグのとても不思議な現象が最後までああ繋がるとは、、、。

「犯人は○○だ!」というのもああそういうことか…

とにかく面白いので続編(解説で縦島?と言われているのが面白かった)も期待。

2026年5月 7日 (木)

「街角ハルシネーション─探偵AIのリアル・ディープラーニング─」を読んだ。生成AIがハルシネーションを起こしたとしか思えない風景写真が現実だと証明してほしいという依頼を受けた直後、輔が誘拐されるがその裏では…というもの。写真の謎とその最後の真相が面白い。

このシリーズの1作目、2018年だったようだ。たった6年で現実の生成AIがこれほど進化するとは…

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あらすじは「1枚の風景写真。Pasta Itallyのテラス席、6本指のウェイトレス、スパゲティを吐き出す客、そして奇妙な転び方の男が写っていた。生成AIの幻視(ハルシネーション)そっくりな光景だが、確かに現実の風景らしい。探偵のAI・相以(あい)とともに写真の調査に出た輔(たすく)は突如、犯人のAI・以相(いあ)に襲撃される。はたして相以は、すべての謎を解き、相棒(バディ)を救出することができるのか。

というもの。写真の謎の3つ目まではまあなるほど、という感じだが最後の1つの謎解きがさすが早坂吝さん。人工知能が法律で裁けるかという話もありどんどん現代的になっていくシリーズで面白かった。

2026年4月 9日 (木)

「5A73」(詠坂 雄二さん)を読んだ。連続して起こった自殺の遺体に貼られていた「暃」という幽霊文字のタトゥーシール。一体この意味は何なのかをいろいろな登場人物が考えるのが面白い…と思ったらもう術中にはまっている。前書もなぜこういう?と思っていたらなるほど…

これはどういう意味?とタイトルを見て気になっていたので買ってみた。面白かった。

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あらすじは

地下鉄に轢かれ、男性が死亡した。その体には誰も読めない「暃」という字が書かれていた…。本来は存在しないにも拘らず、パソコン等では表示されるJISコード「5A73」の文字。通称、幽霊文字。じつはこの男性の前に3人、同じ文字を体に残し死亡した人間がいた。4つの事件に関連はあるのか?この文字が持つ意味とは?警察が謎を追う間、ついに5人目の死者が出て…。

というもの。とにかく出てくる人がみんな暃の意味についていろいろ想像して意見を出し合うのが面白いのだが、それが実は…という最後の真相にびっくり。最終章でジャンルが変わってる!というか全然想像していなかった。ああそれで前書がああいう形に…意外で面白かった。

2026年4月 1日 (水)

「此の世の果ての殺人」を読んだ。小惑星が追突し世界が滅ぶことが確実な中、小春は大宰府の自動車学校で教習を受ける。その車内で惨殺体を発見する。もう滅ぶ世界でなぜ殺人を起こすのか。元刑事の教官とのバディものでもあり、意外だが納得できる真相もよかった。受賞も納得。

帯で江戸川乱歩賞満場一致で最年少受賞とすごいことが書いてあって、かつ書店で平積みになっていたので早速読んでみた。

確かにこれはよかった。受賞も納得。

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あらすじは

小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。

というもの。もう皆逃げているのでインフラがほぼ機能していないし、警察も役に立たない中、イサガワと小春は捜査を始めるが同様の事件が起きていることを知る。一体これは同一犯なのか…

文章が読みやすくて情景もすぐ頭に浮かび、そしてこの真相も驚きだが最初の方から見ていくとなるほど、と思える。これは面白かった。

あと小春がなぜか科学技術に詳しいのには笑った。参考文献や最後の方のくだりをみてこれもなるほどと思う。

 

2026年3月18日 (水)

「インサイト 戦闘妖精・雪風」を読んだ。面白かった!生成AIの時代になって?行動でしか示さなかった雪風が雑談の有用さに気付き会話をし始めるのが面白い。零と伊歩など2人の対話が多くそれもいいが、最後に大きな戦闘とそしてようやくジャムの正体が…というところで続く。

前作を読んだのが4年近く前だが前々作がその13年前なのでそれよりは全然内容覚えていた。

やはりこのシリーズ面白い。

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あらすじは

“ジャムを演じる”アグレッサー部隊に配属された深井零と雪風はレイフとともに、日本空軍の田村伊歩大尉が駆る飛燕ほか地球連合軍との模擬戦に臨んだ。伊歩のジャム探知能力を高く評価するクーリィ准将は、彼女に雪風を操縦させる思惑を秘めていたが──。

というもの。

生成AI全盛の時代、今まで寡黙で行動でしか示さなかった雪風がその影響か(?)人間の会話に注意を向け、雑談が重要だと認識し会話をし始める。

でもそれは人間に興味があるわけでなくあくまでジャムを倒すため。伊歩もジャム索敵装置として自分に組み込む。回路も独自に追加する。

今回は2人に対話が多く、それも面白いがやはり戦闘が最後にあってそれがさらに面白い。そしてタイトル通りのインサイト、によってようやくジャムの正体が…というところで続く。今度は3年くらいで…

2026年3月10日 (火)

「探偵小石は恋しない」(森バジルさん)を読んだ。面白かった!ミステリオタクの探偵小石のもとには色恋調査の依頼しか来ないが、実はその裏側で起きている事件。真相もびっくりだし動機もびっくり!確かに変な表現だな…と思っていたがそういう…偏見はだめだな。

2026年本屋大賞ノミネートということで書店で平積みになっていて、しかも名だたるミステリ作家さんたちが帯で驚いたということを書いていて興味があって買って読んだ。確かに面白いし、完全にだまされるというか真相が全く予想外!

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あらすじは「小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて── 」というもの。

その依頼を受ける中でなんかおかしな表現が多くあるが、常識にとらわれていると完全に読み飛ばしてしまう。後で真相を知った後にもう一度読むとなるほど…と思った。高校時代の誰が今の誰?というのもほとんど当たらず。とにかく真相が驚くもので、かつ動機がさらに驚き、そして最終章でまだ先がある。これはお勧めミステリ。人が死なないのもいい(が犯罪がないわけではない)。

 

2026年3月 3日 (火)

Interface2026年4月号 シミュレーション開発入門[衝突/回転/摩擦/流体の物理で学ぶ]を買った。MATLAB/Simulink6か月ライセンス付き。Simulinkの使い方から微分方程式の数値解法まで高校物理(東大の問題とか)の範囲で書かれていてモデルベース開発に興味がある人にはぴったり。

前回、MATLAB/Simulink6か月ライセンス付きの特集号が出た時も買ったので、

 Interface2025年1月号はMATLABで1ニューロンから手作り 数学&図解でディープ・ラーニング。初歩からAlexNetの転移学習、CNNまで話題が豊富で、なんとMatlab Onlineの半年ライセンスがついてくる。Simulinkや各種toolboxも使える。早速MATLAB入門オンラインコース修了した。

今回も買ってみた。

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モデルベース開発に興味のある人が周りに多かったが、まあとはいえ何から手を付けていいのかわからないという人がほとんどだったのでこの特集はいいと思う。

目次は以下の通り。実際の系は複雑すぎるので、高校物理の範囲(といっても東大の問題とか)でモデルを作っているのはいい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

◎MATLAB/Simulink 6カ月ライセンス付き
☆特集 シミュレーション開発入門[衝突/回転/摩擦/流体の物理で学ぶ]

◎動かせる仕様書「モデル」を使ってシミュレーションしながら製品を開発する
●イントロダクション1 開発スピードとコスパを両立!モデルベース開発

◎①Simulinkでモデル作り&シミュレーション ②3D視覚化ツールで直感的に確認
●イントロダクション2 特集でやること…身近な物理現象でモデルベース開発を学ぶ

◎微分方程式の構築からSimulinkモデルを使ったシミュレーション,SILSによる物理現象の確認まで
●プロローグ はじめてのモデルベース開発体験

◎数式や台車のモデル化を通して基本とメリットをおさえる
●第1章 Simulinkではじめてのモデル作り

◎ルンゲ=クッタ法のアルゴリズム実装を通してMATLABソルバのカラクリを解き明かす
●第2章 作りながら学ぶ…シミュレーションとソルバ

◎微分方程式の導出からSimulinkモデルの導出,シミュレーション結果の確認まで
●第3章 運動量保存則と物体の衝突モデル

◎単純な直線運動から回転運動まで
●第4章 運動エネルギーと位置エネルギー

◎回転運動と振り子のシミュレーションでエネルギーが一定に保たれることを確認する
●第5章 力学的エネルギー保存則をSimulinkモデルで試す

◎トレーラの制動距離を例に…理論値と実データに違いが出る要因を考察する
●第6章 摩擦とは何なのか?実験データからひもとく

◎高校物理の「親亀,子亀問題」から力Fの正体,推進力と摩擦力の関係を解き明かす
●第7章 現実世界における力学をトレーラのモデルで考える

◎モデル化&動作確認で問題を直観的に理解してから解いてみる
●第8章 ここまでの知識を使って東京大学の入試にトライ

◎散水車を題材にベルヌーイの定理を使ったSimulinkモデルを構築する
●第9章 流体と力学のモデル化

●Appendix1 MATLAB Onlineの使い方&演算方法

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

MATLAB、Copilotチャットも使えるようになっていてびっくり。

Interfacesim

3D可視化ツールSILSもついてくる。動画を撮ってみた。

なるほどわかりやすい。

でも実はMATLAB/Simulink6か月ライセンスは、RF関係のToolboxも自由に使えるのでそれを試そうと思って買ったのだった。

前回もこんなのをやった。次はアンテナとかかな。

MATLAB Onlineで高周波用のRF Toolboxを使ってみる。Touchstoneファイルの読み込み、dB表示グラフ、スミスチャートなど簡単にできるし、フィルタ合成やIEEE P370 De-embedding(ZC-2xThru)も使える(MATLABで書かれたものがオリジナル)。

MATLAB Onlineで高周波基板設計用のRF PCB Toolboxを使ってみる。Coupled line バンドパスフィルタやratraceカプラが設計できる。モーメント法(MoM)や有限要素法(FEM)でちゃんと計算してくれているようだ。

こういうのも。

MATLAB OnlineのSimulinkでローレンツ方程式をode8で計算してみる。Interface 2025年1月号でMATLAB Onlineの半年ライセンスがついてきたので。Simulinkを使うのは初めてだったが、わかりやすいSimulink入門コースを修了したのですぐできた。 

 

2026年2月26日 (木)

首切り島の一夜(歌野晶午さん)を読んだ。学生時代の修学旅行を再現した離島での同窓会で、1人が首を切られて殺される。参加した面々が隠している真実が1人ずつ章ごとに示され、そして…これはある意味びっくりする結末。関係ないんかい!みたいな。でも面白いのは面白い。

ずいぶん前に単行本を買ったが積読で、最近文庫でも出たのでさすがに読もうと一気に読んだ。

これはなんというか歌野さんの他の作品を読んでてそんな感じを期待するとちょっと違う方向性だった。

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あらすじは

修学旅行を再現した離島での同窓会。
三日目の夜、宿泊先の風呂場で久我陽一郎の死体が発見される。
折悪しく荒天のため、船が運航できず、島は孤立状態に。
その日の宿泊客は彼らのみ。
参加者七人、それぞれが隠している真実の物語は、事件の全容を明らかにするのか。

というもの。

とにかく参加しているメンバーが全部ろくでもない面々で章ごとに1人ずつそれが明かされるが、それは普通に面白い。

章の数とか最初の方で数えてあれ?と思ったり、ミスリーディングな記載とかあってこれか?と思ったのが全部ああ、、、という感じで。

どんでん返しでない、とんでもない結末だと思った。でも面白いよ。あんまりお勧めできないけど…

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